《後編》特撮番組に込められた真のメッセージ

《後編》特撮番組に込められた真のメッセージ
(C)echofan / 123RF

>>>前編より

民族差別事件を題材にした脚本

 1971年に放映を開始した『帰ってきたウルトラマン』。
 第33話「怪獣使いと少年」で取り上げたテーマは、ずばり差別だ。ある少年が、過去に怪獣からメイツ星人に助けてもらったことから、老人の姿に扮したメイツ星人と一緒に暮らしていた。少年の行動は不可解だと町で噂になり、超能力を使う宇宙人じゃないかと学校でもイジめられるようになる。子供をイジめる市民を見て、怪獣攻撃部隊「MAT」の隊長がつぶやく。
「日本人は美しい花を作る手を持ちながら、いったんその手に刃を握ると、どんな残忍極まりない行為をすることか」
 やがて市民は暴徒と化し、警察の発砲が老人の姿をしたメイツ星人に命中。メイツ星人が死んでしまったことで怪獣が復活してしまう。逃げ惑う住民にウルトラマンである郷秀樹は言い放つ。
「勝手なことを言うな。怪獣をおびき出したのはアンタたちだ!」
 実はこの33話の脚本家・上原正三は沖縄出身で、当時まだ日本に返還されていなかった沖縄への差別や、沖縄での奄美諸島出身者への差別をもとに、この脚本を書いたのだろう。しかし、子供番組とは思えない内容にプロデューサーは激怒。いくつかのシーンの撮り直しを命じ、脚本家と監督は番組から干されることに。だが、この回を含む第31~34話の連番4作品は、メッセージ性の高い作品群として、マニアから高い評価を受けている。

テレ東発のダメ特撮ヒーロー

あわせて読みたい

ブッチNEWSの記事をもっと見る 2014年3月1日のライフスタイル記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

ライフスタイルニュースアクセスランキング

ライフスタイルランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

コラムの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

生活雑貨、グルメ、DIY、生活に役立つ裏技術を紹介。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら