住民基本台帳法に抵触寸前?

 マツコ・デラックス関ジャニ∞の村上信五が司会する深夜バラエティ「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)2014年3月31日の放送において、かなりグレーな発言がそのまま流れた。

 大阪の新名所・あべのハルカスを案内したゲストのハイヒール・モモコに、スタジオで突っ込まれた村上信五が「大阪を捨てていない証」として住民票はまだ大阪に置いているという趣旨のことを明言、そのままオンエア。

本人にとっては「大阪愛」を感じさせるエピソードのつもりだったのだろう(といっても初めてではなく、以前の大阪SPでも発言している模様)。

 が、それは「住民基本台帳法」の法律違反だ。村上はことの前にクルマは品川ナンバーに乗っていることを話していることから(クルマは他者名義の可能性もあるが)事実上東京都内在住。すると本来住民票の東京への異動は義務。ただし除外される見解として「生活拠点を移動しない、または(新住所の居住が)1年以下とわかっている場合」という例外もあるが、村上の場合は本人の「心は大阪」でも現実的な拠点は東京。そして1年以内に大阪へ戻る予定もないことから、やはりグレーな行為であると推定される。

ただし大阪の仕事も多いことから、個別事例としての判断は専門家によって異なるのだろうが…。

 奇しくも同回では「知らない間に犯罪者になっているかもしれない事」を調査しているが、まさかその放送回に、ジャニーズアイドル自身によるグレーな公言が紛れているとは。スタッフは編集でカットすることもできたはずだが、誰も気にしていないのだろうか。

(文・編集部I)写真:dskdesign / 123RF