久々の主演ドラマ『アリスの棘』(TBS系)が、なかなか厳しい成績となってしまった、女優・上野樹里(27)。初回こそ視聴率14・2%と、昨季のドラマの中では、杏主演の『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)に次ぐ2位の数字をたたき出したが、第2話では11%台にまで急降下。3話も数字は上がらず、5話め以降は一ケタ台を連発し、終わってみると平均視聴率は11.11%と、冴えない事態となってしまった。
「20004年の映画『スウィングガールズ』で脚光を浴び、'06年にはドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)が好評で、トップ女優へと駆け上がった上野でしたが、現場でのワガママぶりが伝えられるようになり、大きくイメージダウン。'11年のNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』は、主演を果たすも、前年の『龍馬伝』の好調を維持することができずに大惨敗。上野のワガママから、プロデューサーや脚本家との関係が険悪で、共演の宮沢りえや水川あさみともギクシャクしっぱなしと報じられました。大竹しのぶや鈴木保奈美には、『タメ口をやめなさい』とたしなめられた、なんて噂もありましたね」(前同)
さらにマズかったのは、クランクアップ後に「楽屋にお菓子がなかった」など、NHK批判をしたことだ。
「これが、上野にかなりの深刻なダメージを与えたと言われています。『江』以降、3年間もドラマ主演から遠ざかっていたのは、所属事務所内でもこの発言が大きな問題になったからともいわれています」(芸能プロ関係者)
つまり、事務所からもキツいお灸をすえられていた上野が、やっと掴んだチャンスが今回の『アリスの棘』だったわけだ。 「現場に差し入れを持って来たり、他のキャストに積極的に話しかけるなど、主演女優としての周囲への気配りができるようになったと、その“更正ぶり”が伝えられていました」(ドラマ関係者)
さすがの上野も事実上の謹慎生活を余儀なくされて心を入れ替えたのだろう、と思われたのだが……。
「2回目で視聴率が急降下すると、ドラマ終盤の撮影をしていた上野が、急にイライラモードに突入。脚本に口を出すようになり、先輩俳優の演技にも口を出して怒りを買い、一気に現場の雰囲気が悪くなったそうです。宣伝のための情報番組への出演にもNGを出し、スタッフたちは、『またか…』とぼやいているという話も」(前同)
ドラマは無事に終わったが、平均視聴率11.11%という微妙な成績。とはいえ、才能でいえば若手ピカイチなのだから、なんとか表舞台に返り咲いてほしいものだが。
(文・編集部)
オススメDVD:アリスの棘 [DVD](アミューズソフトエンタテインメント)
オススメDVD:NHK大河ドラマ 江 姫たちの戦国 完全版 DVD-BOX 第壱集(アミューズソフトエンタテインメント)
オススメDVD:スウィングガールズ スペシャル・エディション [DVD](東宝)