柴尾英令評:ロマン優光連載67

柴尾英令評:ロマン優光連載67
写真(C)fergregory/123RF

ロマン優光のさよなら、くまさん

連載第67回 柴尾英令評

 世の中には変わった人が沢山います。最近、一番驚いたのが「映画を見に行ったら、小さいスクリーンのところで、隣がポップコーンをうるさく食べる人とデブで臭い人だったので映画をシニカルに見てしまい、悪い評価をつけて書いてしまったけれど、次の日に大きな画面の映画館で前の方で見たらいい映画でした。」という主張をしている人。柴尾英令さんという。ゲーム・デザイナーで、水道橋博士が主催し編集長を務めている『メルマ旬報』というメルマガで映画に関する文章を書いてらっしゃる方がTwitter上に書き込んでいらしたものです。映画を見に行って環境が不快で映画を楽しめなかった場合、普通ならば「周りの環境が良くなくて、映画に集中できなくて残念だった。」ということはあっても、わざわざ皮肉な視点で映画を見て悪評をつける人間はなかなかいないですよね。映画でも、ライブでも、観覧する上で周りの環境は確かに重要ですが、いくら周囲の環境が悪くて楽しめなかったとはいえ、作品やライブ自体を粗を探すように見てしまうというのは異常な行為だと思うのですよ。あと、映画が好きな人だったら、改めて環境の違う場所で見直してから作品に関する発言をするのではないでしょうか。普通。
 ちなみに、その映画というのは『シン・ゴジラ』なのですが、シニカルな見方をすれば、「うっかり悪評価をつけてしまったけど、世間では識者を含めて評判がいい。ちょっと、自分の批評眼が疑われてしまっては困るので、周囲の人間のせいで間違った見方をしてしまうことにして、評価を変えてみよう。これならば、周りが悪いだけで、俺は悪く見られないはず! それにセンスある悪口芸の要素もあるからウケるぞ!」という風に考えたという様に見えなくもありません。しかし、媒体に映画評的なものを書いているような人が、世間でいかに評判がいいからといって、いい大人が、それを気にして自分の評価を1日で覆してしまうなんて恥ずかしい真似をしないとは信じてるので、ほんとに変わった方なのだと思いたいです。それでも、隣の席の人次第で映画に関する評価が変わってしまう可能性のある人間というのは媒体で文章を書く人間としてという以前に、大人としてどうなのかという疑問は残ります…というか、そんな話世間に通るわけないでしょ! どっちにしても、あり得ないような理由で自分の評価をたった1日で覆すような人の映画評を参考にして映画を見に行くことは不安になりますよね。まあ、失礼なことをやられたこともあり、色々と変わった方だとは思っていたのですが、この発言を見てからは、色々な意味で、まともに考えても仕方ない人だというのがわかったので良かったです。
 そんな柴尾さんに「俺が今、一番シンクロする映画評論をしてくれる、柴尾英令さん」と信頼を寄せてるのが水道橋博士なわけですが、『メルマ旬報』執筆者から「?」な言動をする人(マッスル坂井さんの件は他とは傾向がちょっと違うかなとは思ってます。)が多く現れるのは何故なんでしょうか? まあ、水道橋博士は上杉隆の件で察せられるように、一度相手を認めてしまうと全面的に信頼してしまい、相手を常に良く捉えようとする傾向がある人なのではないかなと思います。そんな博士にまであきれられた大谷くんは改めて凄い! 『メルマ旬報』は杉江松恋さんやてれびのスキマさんといった力のある人たちが執筆している、というか興味深い執筆者が殆どなのに、なんかごくごく一部の人の痛々しい話ばかりが話題にのぼることが最近多いのは気の毒な気がします。


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