ドラえもんのひみつ道具が売られているコンビニは…

「アンキパン(暗記パン)」といえばドラえもんに出てくるひみつ道具の中でも記憶に残りやすいもの。コンビニでそれが購入できる! となれば、ちょっと欲しくなる。

 アンキパンを知らない人に仕組みを説明しよう。「(のび太の暗記する)ノートに(食パン状のアンキパンを)くっつける」→「(転写されて暗記したい内容が)パンに写る」→「食べる」→「そのページに書いてあることはすっかり覚えたよ(となる)」シンプルなひみつ道具で、テストや受験で悩まされる暗記のグッズとして本当にあればなあ…と、子供の頃に思っていた人も多かったのではないだろうか。(※もちろん売られているものは食品なのでひみつ道具的な効果はありません)

 アンキパンはいままでも藤子・F・不二雄ミュージアムなど関連施設で食べられた他、トートバックやクッションなどの商品化もされ、ローソンで「まるでアンキパン」という商品が発売されたこともあるが…。

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 今回この写真の「アンキパン」が入手できるのは、日本ではなく、なんとお隣の韓国。しかも現地の「セブンイレブン」にある(専売かは不明)。今回編集部では、この冬わずか数千円のエアチケットを入手。

実際にこのためだけに現地へ訪問し探してみたが、韓国の街なかのコンビニは店舗面積の狭いお店が多く、パン売場自体が省略されていたりで、なかなか見つからない。

 発見するのにおすすめなのは観光客が多く床面積も広めなソウル・明洞にあるお店や、日本人が多くお土産に持って帰るのを狙っている空港内にあるお店をあたったほうがいいだろう(一例として釜山・金海空港では出国後にある)。

 しかし、なぜ韓国でドラえもんのマニアックなグッズが売られているのか? よく日本のネットで貼られるのは「トンチャモン」というドラえもんのコピー作品(そうとう昔のもの)。あのイメージのせいで「韓国ではコピーが蔓延しているのでは? この商品も偽物では?」と思いがちだが、実は現在の韓国は、日本より映画鑑賞がさかんなこともあり、映画「ドラえもん」シリーズが大人気。さらに他のアニメ関連の食品もコンビニで売られているのだ。数年前にはクレヨンしんちゃんの菓子も…。

かつて日本文化が解放されていなかったため、偽物だらけだった時期とはだいぶ事情が違うようだ。

ドラえもんのひみつ道具「アンキパン」があの国で販売中

 気になるお味は、こちらクリーム味の人形焼としか言いようがない。パン風ではありながら厳密にパンではないのは残念だが、刻印の再現度は高く、しっかり読めるのは点数高め。パッケージも上品。日持ちは製造から約1週間程度とあまり長くないため、買うなら行きではなく、帰りに買うことを推奨。バラマキお土産としても利用できる。

(文・KUS OBUKURO)

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