
2013年夏に舞台を突如降板し、今では制作者サイドに金銭的被害を受けたとして訴えられている土屋アンナ。裁判の行方が気になるところだ。
しかしそもそも、土屋アンナって結局何者? 雑誌『SEVENTEEN』モデルをやったり、バンドのボーカルをやったり。女優として一般的に認知されたのって深田恭子と一緒に主演を務めた映画『下妻物語』で演じたヤンキー役でしょ? それ以外に土屋アンナの代表的な仕事って何だろう…。
歌手としては過去にリリースしたシングルは最高でもオリコン6位。女優としては映画『下妻物語』でブルーリボン新人賞や報知映画新人賞など、各新人賞を総ナメにしたけどその後は鳴かず飛ばず。今はネームバリューだけが一人歩きしている感じだ。
テレビで見る彼女はかなり吹かしていて、偉そうな物言いでいつも上から目線。『下妻物語』のヤンキー役をいまだに引きずってるからかも知れないけど、あの映画は2004年の作品。10年間でたった1本のヒット作しかないのに、芸能界を生き延びてきたわけだ。
それなのに舞台主演に選ばれてしまったことが、今回の騒動につながったのかもしれない。
舞台ひと筋で活躍している本格派の役者も多いけど、いまの日本の舞台って、酒井法子みたいなテレビや映画で“使えない”芸能人や、モーニング娘。卒業メンバーなど落ち目になった芸能人が堕ちて行き着く場所という印象だ。
どんな活躍したか分からない土屋アンナのようなタレントが、やたら祭り上げられている今の芸能界は薄気味悪いとしか思えないのだが……。
(文・編集部)
オススメ書籍:『あんさんのチャチャッと1ヶ月 ピース・ごはん』 [単行本](祥伝社)/著:土屋アンナ