池上彰氏が解説「『学歴社会の日本、実力主義のアメリカ』は正しいのか?」

池上彰氏が解説「『学歴社会の日本、実力主義のアメリカ』は正しいのか?」
■Q 裏口入学のメリットは?

 アメリカで人気女優などを含む40人以上のセレブや大手企業の関係者が、大学入試での不正に関わったとして訴追されました。高額のお金を払って裏口で有名大学に入ろうとするメリットは何なのでしょうか?(20代・女性・会社員)


■A アメリカは学歴社会であり、学校歴社会でもあります。

 教育をめぐる俗論に、「日本は学歴社会だが、アメリカは実力主義」というものがあります。しかし、実態は異なります。


 日本は学歴社会ではなく「学校歴社会」です。どこの大学を出たかが重視されますが、大学院を出ても就職に有利にはなりにくいのです。これは言葉の本来の意味の「学歴社会」ではありません。


 一方のアメリカでは大学中退でビジネスを興した人もいるので「実力本位」と思われていますが、こういう人はごくわずか。


 アメリカは学歴社会であり、学校歴社会でもあります。高校卒と大学卒では、就職に当たって大きな差が出ます。さらに四年制大学を卒業しただけでは、なかなかエリートコースに進めません。トップレベルに行くには、大学院の修士あるいは博士まで進むのが一般的になりつつあります。これこそ本来の意味の「学歴社会」です。


 また、学校歴社会でもあります。ハーバード大学やスタンフォード大学を出ていると、社会的評価が高まります。ニュース週刊誌『UEニュース&ワールドリポート』は、毎年「大学ランキング」を発表し、これが人気の企画になっています。各大学は、ここでのランキングを上げようと努力しています。


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「池上彰氏が解説「『学歴社会の日本、実力主義のアメリカ』は正しいのか?」」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    Proud elite dislikes dying dog's death.

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