さようなら、ひたちなか海浜鉄道の駅猫「おさむ」 最期まで愛された日々

 ひたちなか海浜鉄道の那珂湊駅で「駅猫」として人気だった「おさむ」が亡くなった。享年推定17歳。


■駅勤務の開始を待っていたかのように

 同社の公式サイトで吉田千秋社長が綴る「海浜鉄道日誌」によると、死亡時刻は2019年6月23日4時20分。駅勤務の開始を待っていたかのように息を引き取ったとのこと。亡骸はすぐに火葬され、お骨はひたちなか市内のペット霊園みどり野にある。祭壇の安置は23日から3日間の予定だったけれども、霊園のご厚意で月末まで祭壇に置かれる予定だという。


さようなら、ひたちなか海浜鉄道の駅猫「おさむ」 最期まで愛された日々

 ペット霊園みどり野の前社長、沼尻巖(いわお)さんもおさむを懐かしむ。


「おさむは茨交(茨城交通湊線)時代から居ましたよ。私たちも会いに行っていました。息子(現社長)が乗りもの好きでね。一緒に散歩して那珂湊駅へ行くと、車庫のあたりのレールの上でおさむが遊んでいました。バスロータリーにもいたなぁ」


■駅長どころか社員にもならず

 ひたちなか海浜鉄道の支援グループ「おらが湊鐵道応援団」のFacebookページでも思い出が綴られていた。


〈当時、応援団では、茨城交通時代に倉庫として使われていたケハ601内部の整理、清掃し、ギャラリーとして公開する活動を行っていました。確か、2009年7月24日、それが終わって那珂湊駅裏のバス車庫の中を通り抜けているときです。黒猫が一匹、私達に付いてきたのです。逃げるかと思ったらそんなことなく、ホームまで一緒に。その黒猫が後に「おさむ」と駅員さんに名付けられることになります〉


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