「あの瞬間から記憶がないんです」 野村祐輔が語った8・22甲子園決勝

 8回裏。野村は先頭打者を三振に打ち取るも、その後2連打を浴びて1死1、2塁。この試合初めてピンチを背負った。続く打者には、3球目に投じた低めのスライダー以外は制球が乱れ、フォアボール。1死満塁となった野村・小林のバッテリーは、先ほど投じたスライダー、その日の『最良の球』に望みを託した。そして続く打者。3ボール1ストライクから投じた最良のスライダーは、小林のミットを寸分も動かさず収まったが、判定はボール。スポーツにおいて審判の判定は絶対であり、それは間違いなく『ボール』であっただろう。しかし、この判定は翌日のメディアでも物議を醸したほど紙一重であった。押し出しで1点を献上したその瞬間、キャッチャー小林はミットを叩きつけて悔しがり、野村は日頃から「試合中、困ったことがあれば俺の方を見ろ」と言っていた、広陵・中井監督の顔を、その夏、初めて見たのだった。


 いつしか5万人の大観衆は、広陵関係者のいるアルプスの一角を除き、快進撃を続けて来た佐賀北を後押しする大応援団へと変貌を遂げていた。


 18歳の野村の背中に降り注ぐ異様なムードに包まれた5万人の歓声……。
そしてそれは、心と制球が乱れた野村が、次の打者に投じた3球目だった……。
高らかな金属音とともに高く舞い上がった白球……。
それは史上初となる決勝戦での逆転満塁ホームランだった。


 野村祐輔は語った。「頭が真っ白で。実は、そこからの記憶はないんです。打たれたのは8回裏ですよね? ワンアウトですよね? その後2つアウトを取っているんですけど、どうやって取ったか覚えていないんですよ」と。


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