これぞ“勝者のメンタリティ” 原采配の凄みを感じたベイスターズ戦、3つのポイント

 これこそを「勝者のメンタリティ」と言うのだろう。


 9月に入り大詰めを迎えたプロ野球。先日セ・リーグでは5年ぶりの優勝を目指す巨人と4ゲーム差で2位DeNAの直接対決3連戦が横浜で行われた。


 巨人が勝てばマジック「9」が点灯する10日の初戦。岡本の2発が試合を決めたように見えるが、実は他にもポイントがある。王者にふさわしい巨人の数々の「勝者のメンタリティ」をヒシヒシと感じさせた原采配の凄みを3つのポイントで振り返ってみたい。


これぞ“勝者のメンタリティ” 原采配の凄みを感じたベイスターズ戦、3つのポイント

■「勝者のメンタリティ」を感じさせた原采配の凄み

 1つめのポイントはクックの先発だ。


 今季沢村賞の候補にも上がるエース今永昇太をローテーションをズラして中8日でぶつける必勝態勢を敷いたラミレス監督に対し、原監督はメジャー時代を通じても先発初体験というクックを先発に立てた。リリーフではピリッとしない投球が続き、クイックにも難がある外国人投手の初先発は奇策にも見え、戦前の予想ではDeNA有利と見る人が殆どだった。


 しかし、ここに罠がある。私が以前から絶叫しているように野球の試合は先発投手の名前や格だけでは勝敗は決まらない。先発完投が少なくなった昨今の野球では7回以降にもなれば殆どの先発投手は交代しているものである。リリーフの枚数や質、運用、そして野手力、監督の采配、気力・体力を含めた総合力が問われる。2015年のプレミア12準決勝の韓国戦、日本は大谷翔平、韓国はイ・デウンが先発し、大谷が7回まで圧倒したもののその後リリーフが崩れ逆転負けを喫した試合がその象徴である。こうした短期決戦やシーズン終盤の勝負どころではなおさらそうした要素が強くなる。


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