銀座警察が消えた街 #4

■違法民泊が進む銀座

 民泊は、ホテルや旅館ではない住宅や一般の空室に旅行者を泊めることを指している。無料のホームステイとは違って収益目的で行われており、個人宅と旅行者をつなぐインターネット民泊仲介サービス「Airbnb(エアビーアンドビー)」の登場で、利用者が急増している。現在、国内で2万件を超す部屋が旅行者や外国人に民泊として提供されているといわれるが、その大半は無許可の「違法民泊」と見られ、大儲けした者の中には旅館業法違反で逮捕される者も出ている。有料の宿泊施設は旅館業法などの規制を受け、防犯や防火、衛生面などで様々な基準を満たしたうえ、保健所などの許可を受ける必要があるのだ。


 その違法民泊が銀座でも進んでいる。12月初旬に「Airbnb」の仲介サイトで銀座地区を検索してみると、143部屋の「民泊」がヒットした。規制や批判はどこ吹く風のヤミのホテルだ。一番多い宿泊代金の価格帯は1万円後半から2万円台。銀座2丁目の松屋銀座裏には、「一泊2万37円で、宿泊可能人数は最大6人」という違法民泊マンションもある。


銀座警察が消えた街 #4

■パラレルワールド

 銀座8丁目には「1泊10万69円」というのもあった。黒川紀章が設計したカプセル型の集合マンションの一室である。「収容人数は2名」。目ざとい誰かが又貸ししているのであろう。1年も又貸しを続けると、大変な金額が転がり込んでくる。実際にかなり長く続けているらしく、過去の宿泊者が書いた「レビュー」は123件に上っていた。次のような書き込みもあった。

...続きを読む

あわせて読みたい

気になるキーワード

文春オンラインの記事をもっと見る 2017年2月24日の社会記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

次に読みたい関連記事「監禁」のニュース

次に読みたい関連記事「監禁」のニュースをもっと見る

次に読みたい関連記事「ひき逃げ」のニュース

次に読みたい関連記事「ひき逃げ」のニュースをもっと見る

新着トピックス

社会ニュースアクセスランキング

社会ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

国内の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

国内に起きた最新事件、社会問題などのニュースをお届け中。