【佐野SAスト終結!】39日目の逆転劇で全従業員が復帰、社長は退陣、”解雇部長”は……

■目を潤ませ、握手し合う従業員たち

 そんな中、復職できることが従業員に知らされたのは、9月19日のことだった。


 連日のように従業員側の会合が開かれていた佐野市内の会議室。この日の会合で、険しい表情の従業員たちを前に、組合の中心人物だった加藤氏は目を真っ赤にしてこう言ったのだ。


「やっとここまできました……。皆さんに初めて言います。安心してください」


 1カ月を超えたストライキに、解決の突破口が見えた瞬間だった。


 加藤氏の言葉に、会議室には割れんばかりの拍手が沸き起こった。従業員の顔からは笑みがこぼれ、目を潤ませる女性、握手を交わす男性もいた。あるベテランの男性従業員は記者に対し、声を震わせながら語った。


「まずはストライキ前と同じ状況に、一歩ずつ焦らずに戻したいという気持ちだけです」


■都内でデモも計画されていた

 ストライキ中の従業員に給与を支払うために、加藤氏は自費で準備した1500万円を組合に供託していたが、その資金が底を尽きてしまうのが9月20日あたりだった。さらに、21日からの三連休には、膠着した状況を打開しようと、東北道を管轄するNEXCO東日本本社(東京)前でのデモも計画されていた。実際に、従業員たちはデモで使う手作りのタスキやチラシ、ノボリまで用意していた。そんな追い詰められた状況に届いた朗報だった。


 ストライキ終結の経緯について、加藤氏が説明する。
 
「ストライキ開始後、佐野SAの現場を取り仕切っていたのは、預託オーナー商法で社会問題となった企業の関係業者でした。その業者がサービスエリアのスタッフを募集していた。社会問題になった業者に、私たちの職場を“占拠”されたのです。彼らの豊富な資金力で持久戦に持ち込まれ、勝ち目はなくなりかけました。


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「【佐野SAスト終結!】39日目の逆転劇で全従業員が復帰、社長は退陣、”解雇部長”は……」の みんなの反応 9
  • 匿名さん 通報

    「あなたたちの行為はストライキとして認めていない」これを言った奴は労働三法を熟読しろ阿呆。従業員を奴隷扱いするのが資本主義の根幹でありそれを是正するのが社会主義理念。

    11
  • 匿名さん 通報

    何で無能な経営者側が条件つきつけてるんだ、主犯格辞めさせて元に戻すってだけでストを起こした従業員の改善になってない

    7
  • 匿名さん 通報

    2019/09/23 21:42 一番 社会主義が成功したのは 日本 一億総貧乏(笑)

    5
  • 匿名さん 通報

    そういえば、過去に文藝春秋社は労働運動を「アカ」と言って叩いてきたよな。じゃあお前ら文春社員は過労死すれば?笑

    2
  • 匿名さん 通報

    ストライキ起こして「お客様にご迷惑おかけしました」とか言ってるのアホみたいだよね、何一つ詫びることない労働者の権利なのに しかも結局たいして解決したわけでもない敗北。つくづく奴隷国家で吐き気がする

    1
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