25kmで水3トン “コスパ悪い”乗り物「SLの運転ってどのくらい難しいの?」――東武に聞いてみた

「止めるときには外を見ていないといけないので、ハンドルは見ていません。だからどこにどのハンドルがあるのか、身体で覚える必要があります。もちろん機関車の調子も感じながら。私は指導してくれた方には『背中で感じろ』と教わりました」


■訓練のため、1年間秩父鉄道で修行

 現在、下今市機関区には運輸科長である眞壁さんを含めて機関士の資格を持つ人が5名所属している、その他に機関助士の資格保持者が10名(うち2名がディーゼル機関車の運転も担当)。ただ、東武鉄道がSLの運行を始めたのは2年前。そのため、SLの操縦免許(甲種蒸気機関車運転免許)の資格を取得するために他の事業者に出向して訓練を積んだのだとか。眞壁さんの場合は、「SLパレオエクスプレス」を運行している秩父鉄道で約1年間指導を受けた。


「SLはボイラーなので、まずボイラー技士の資格もとりました。秩父鉄道ではまず貨物列車を牽く電気機関車の運転をしました。そこで機関車とはこういうものだということを学んで、学科講習を経て実際に蒸気機関車の技能講習でSLを乗務しました。2名で出向していたので、往路で運転したら復路は石炭をくべる、という感じでしたね。それぞれ指導の方が横について、『ここくべて』と指導されました。最初は何がダメなのかよくわからないんですけどね。初めて運転したときは、自分で操作しているつもりでも実際には機関車のほうに操られていると、そういう感じでした」


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「25kmで水3トン “コスパ悪い”乗り物「SLの運転ってどのくらい難しいの?」――東武に聞いてみた」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    自動車だってキャブの時代はエンジンスタートが難しかったし、暖機運転は当然必要だった。今でもキャブ車は生き物だと思ってる整備士さんは多い。ツインチョークって知ってるかい?

    0
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