戦いの舞台裏から過去の汚点まで……巨人ドキュメンタリーに見えた「ある真実」

 スポーツ動画配サービスの DAZN (ダゾーン)が、ジャイアンツの2019シーズンに密着したドキュメンタリー・シリーズを制作した。全7回におよぶ長編で、特定の球団を長期にわたって取材したドキュメンタリーの制作は、DAZN初の試みだという。


 筆者は「兆し」と題された初回を先行試写会で見る機会を得たが、そこで終始感じたのは、画面から発せられる強いメッセージの存在だった。


戦いの舞台裏から過去の汚点まで……巨人ドキュメンタリーに見えた「ある真実」

 まず、やはりと言うべきか、ある種日本古来の「巨人」観が明確にテーマとして据えられている。


 登場人物の言葉を借りれば、ジャイアンツは「昭和史の一部」(歴史をたどる場面では「オー・シャンゼリゼ」のBGMが流れていた)。新興の球団にはない、栄光の歴史と由緒と伝統。長きにわたり勝ちを宿命づけられてきた特別な球団。その強烈な自負が、真っ先に伝わってくる。


■過去の汚点もあえて描き込む

 同時に、このドキュメンタリー・シリーズのスタンスもまた、明確に示されている。端的に言うなら「すべて見せます」。


 野球賭博問題の発覚を受けて球団幹部が会見で謝罪するシーンが盛り込まれているが、触れずに済ますことも十分可能だったはずだ。もちろん、密着ドキュメンタリーと謳う以上、ヴェールに覆われてきた内部をありのままに提示する姿勢は作品の大前提だが、過去の汚点をあえて凋落の一つの象徴として描き込んできたところに、ジャイアンツの明瞭な意思を感じた。初回に明らかにしたフルオープンのスタンスが、次回以降はどのような形で作品に投影されるのか、期待したい。


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