「好きすぎて気象庁を辞めました」日本でただ一人“蜃気楼だけを追いかける”33歳男性の話

――そんなに! では、佐藤さんは日本における、蜃気楼研究の第一人者ということになりますね。


佐藤 おかげさまで1年前にこの魚津埋没林博物館の学芸員として、富山大学さんとも協力しながら色々とデータを取って「蜃気楼」の研究を続けています。今は何とか「蜃気楼」で博士号を取れないかと思っていて。


――博士ですか。


佐藤 これもまた「蜃気楼」で博士号を取った人が日本に誰もいないんです。なので蜃気楼で何が認めてもらえるかも手探り状態なんですが、切り口はないかなといつも探していますよ。


 100年以上あらゆる方法で試行錯誤されてきた蜃気楼の観測方法ですが、今はドローンやAIの機械学習を使ってできないか研究しています。と言っても、これはあくまでも蜃気楼研究の入り口の部分なので、新規性がないと博士論文としては難しいですけどね(笑)。


■普段の景色が変わった形で見える現象「蜃気楼」

――今更ですが、蜃気楼とは一体どんな現象なのでしょうか。


佐藤 簡潔に言うと、光の屈折によって普段の景色が変わった形で見える現象です。富山湾の海面上で冷たい空気の層と暖かい空気の層が帯のようにできるときに出現します。


 よく物語にも言葉として登場するので、「いきなり竜宮城とかが見える」みたいな幻だと思っている人もいるんですが、あくまで元々見える風景が大きく変わって見えることを指します。さらにその変化にも違いがあるので、上位蜃気楼(上に伸びたり反転したりして見える)・下位蜃気楼(下に裏返しに見える)など場合分けをしています。


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  • 匿名さん 通報

    人生を一つのことにかけて、のめり込む。羨ましい。出来る人は少ない。

    1
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2019年11月12日の芸能総合記事

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