「みんなが泣くからさぁ……」映画『鉄道員』で高倉健が堪え切れなかった涙の理由

と、サイズだけが伝えられました。


試行錯誤の末、男爵イモを生のまますりおろして片栗粉を少し加え、オリーブオイルで両面を少しキツネ色に焼いてから、甘醬油で味を調える、自己流じゃがいも餅を作りました。高倉は「ちょっと味は違うような気がするけど、これも美味いよ」と食べてくれ、幾寅に少し寄り添えたような気がしました。


『鉄道員』は、私が高倉と出逢ってから、初めて撮影に入った映画でした。


■1枚の記念写真のつもりが、1本の映画を撮ることに
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『鉄道員』は、『動乱』(1980年)以来19年ぶりとなる東映作品で、前作の『四十七人の刺客』(1994年)から5年振りの映画出演でした。


東映東京撮影所(以下、東撮)坂上順所長から、一通の手紙と原作本『鉄道員』が届けられたことから始まりました。手紙には、企画を立案したのが東撮の石川通生プロデューサーであること、かつて東撮で高倉と苦楽を共にした活動屋の多くが、定年を目前に控え、最後は高倉の作品に参加したいと切望していることが綴られていました。


「坂上ちゃんらしいな」と高倉は苦笑いしていました。


「坂上ちゃん」こと坂上所長は、『新幹線大爆破』や『野性の証明』で一緒に仕事をした仲です。


「みんなの想いは嬉しいけど、この本(原作)でいいのかわからない。僕は、これじゃないって思うけど」


とつぶやき、「ホン(脚本)を読んでみないと答えが出せません」と返事をしました。前作『四十七人の刺客』から数年間の空白を経て、主演の責任を果たそうと納得できるほどの思いは、まだ生まれていませんでした。


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  • 匿名さん 通報

    高倉さんの最後のご遺体に、肉親さえも会わせなかったのはなぜですか?

    1
  • 匿名さん 通報

    健さんが大切にされていた水子地蔵を撤去したのはなぜですか?

    1
  • 匿名さん 通報

    健さんが住んできたお家を壊してしまったそうですが、愛しい方の長年の住まいを、いとも簡単に無くしてしまえる心理が理解出来ません。

    1
  • 匿名さん 通報

    健さんがお世話になってきた、チーム高倉の皆さんには形見分けも無いんですか?そんな薄情で無礼なことを、高倉健が望むわけがありません。貴女の一存で多くの方々が傷ついていても平気に生きられる女性なんですね。

    1
  • 匿名さん 通報

    「高倉について、余計な他言をしないでいただきたい。」実の妹さんによくもそんな口止めができますね。養女の立場を利用して好き放題が過ぎませんか?

    1
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