「みんなが泣くからさぁ……」映画『鉄道員』で高倉健が堪え切れなかった涙の理由

高倉は普段から、業界関係者に接するのはごく稀で、いただいた企画について、少しでも前向きな気持ちにならなければ、担当者にお会いすることはありませんでした。『鉄道員』の最初の脚本が届けられてからも、坂上所長とは手紙のやりとりのみが続けられていました。この作品になくてはならない雪景色の撮影を考えると、高倉の結論待ったなしという段階になって、「ちょっと行ってくる」と、脚本に名前のあった降旗康男監督のご自宅を訪ねたのです。

次に読みたい関連記事「勝新太郎」のニュース

帰宅した高倉の声は、弾んでいました。


「『降さん(降旗監督)、これ本当にやる気なの?』って聞いたんだ。最初のうちは、奥さんがお茶を運んできてくださってたんだけど、長居しないつもりが長くなってね。最後は、降さんが自分でお茶淹れてくれてたよ(笑)。いろんな雑談して、帰り際になって『どんな映画になるんですか?』って聞いたら、『5月の雨に濡れるような映画……』とかって言うんだ。(降さんは)東大出だからね、言うことが難しいんだよ!僕には煙に巻かれた感じ、さっぱりわからない(笑)」


のちに高倉は、出演への経緯をこのように話していました。


「演ってみようかという気になったのは、プロデューサーの『撮影所の連中が最後の記念写真を撮りたいと言っている』という殺し文句だったんです。うまい殺し文句でしたね、これが。一緒に映画作りをしてきた人たちの多くが、あと2、3年の間に定年で撮影所を去っていくんですね。コロッとまいって、1枚の記念写真のつもりが、1本の映画を撮ることになった」(「アサヒグラフ」1999年6月11日号)


あわせて読みたい

高倉健のプロフィールを見る
文春オンラインの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース
「「みんなが泣くからさぁ……」映画『鉄道員』で高倉健が堪え切れなかった涙の理由」の みんなの反応 10
  • 匿名さん 通報

    高倉さんの最後のご遺体に、肉親さえも会わせなかったのはなぜですか?

    1
  • 匿名さん 通報

    健さんが大切にされていた水子地蔵を撤去したのはなぜですか?

    1
  • 匿名さん 通報

    健さんが住んできたお家を壊してしまったそうですが、愛しい方の長年の住まいを、いとも簡単に無くしてしまえる心理が理解出来ません。

    1
  • 匿名さん 通報

    健さんがお世話になってきた、チーム高倉の皆さんには形見分けも無いんですか?そんな薄情で無礼なことを、高倉健が望むわけがありません。貴女の一存で多くの方々が傷ついていても平気に生きられる女性なんですね。

    1
  • 匿名さん 通報

    「高倉について、余計な他言をしないでいただきたい。」実の妹さんによくもそんな口止めができますね。養女の立場を利用して好き放題が過ぎませんか?

    1
この記事にコメントする

「高倉健 + 映画」のおすすめ記事

「高倉健 + 映画」のおすすめ記事をもっと見る

次に読みたい関連記事「渡辺謙」のニュース

次に読みたい関連記事「渡辺謙」のニュースをもっと見る

芸能総合ニュースアクセスランキング

芸能総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2019年11月23日の芸能総合記事

キーワード一覧

  1. 高倉健 映画

このカテゴリーについて

話題の芸能人のゴシップや噂など最新芸能ゴシップをお届けします。俳優やタレントやアイドルグループなどの情報も充実。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。