AIで「未来の年表」はこう変わる――#1 河合雅司×井上智洋

出典:『文藝春秋』2017年11月号


 少子高齢化による危機が叫ばれて久しい現代ニッポン。


 その一方で、近年目覚ましい発達を遂げているAI(人工知能)にも注目が集まっている。AIは「人間から仕事を奪う」と言われる一方、介護などの分野で「人手不足を補ってくれるかもしれない」と期待もされている。


 人口減少とAIの発達は、日本の未来に何をもたらすのか。


『未来の年表』(講談社現代新書)をはじめとして日本の人口動態について著書がある、産経新聞社論説委員で大正大学客員教授の河合雅司氏と、『人工知能と経済の未来』(文春新書)の著者で、AI研究にも精通する駒澤大学経済学部准教授の井上智洋氏が語り合う。


◆◆◆


AIで「未来の年表」はこう変わる――#1 河合雅司×井上智洋

河合 私は人口政策、社会保障政策が専門です。残念ながら、日本の人口減少は止まりません。ならば、それを見据えた長期的政策が必要であると考えます。社会保障制度や雇用制度は、このままでは破綻は誰の目にも明らかです。2024年には「3人に1人が65歳以上の“超・高齢者大国”になる」、2026年には「認知症患者が700万人規模に」、2030年には「団塊世代の高齢化で東京郊外にもゴーストタウンが広がる」。私はこうした事態を「静かなる有事」と名付け、警鐘を鳴らしてきました。


井上 私はマクロ経済学が専門です。ただ、大学時代に計算機科学を専攻しており、人工知能に関連するゼミに所属していました。そんな経緯もあって、AIが経済に及ぼす影響も研究しています。

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