朝日新聞前社長が初めて綴った 「W吉田誤報」の内幕

 平成26年8月、朝日新聞は過去の慰安婦報道を検証し「吉田清治証言」を取り消した。だが謝罪がないことが批判を呼び、また翌月には元福島第一原発所長・吉田昌郎氏の「吉田調書」についても誤報が判明。責任を取って社長を辞した木村伊量氏(64)が当時を振り返って綴る。


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朝日新聞前社長が初めて綴った 「W吉田誤報」の内幕

 朝日新聞社の社長を平成26年末に辞して以来、わたしは沈黙を守ってきました。未曾有の混乱を招いた最終責任を取って社を去った者が、何を語ろうと弁解がましくなるのがおちで、胸の奥にすべて封印しようと考えたからです。一方で、当時の経緯やトップとしての判断を、できるだけ正確に書き残すことは、やや大げさなもの言いをするなら、歴史に対する責任ではないか、という思いが去来してもおりました。社を退いて3年。それなりの時間が経過したこともあり、今回、編集部の求めに応じたしだいです。


 慰安婦報道をめぐる経緯はおおむね、平成26年12月に出された「第三者委員会」の報告書にある通りです。社内では平成9年に一度、慰安婦報道を検証したのですが、いわゆる「吉田清治証言」の信ぴょう性には各方面から疑問が相次いでいたにもかかわらず、訂正や取り消しはせず、中途半端な対応にとどまった印象でした。


 平成24年6月に社長に就任してまもなくのことです。編集担当の役員から、前年に韓国の日本大使館前に慰安婦像が設置されるなど、慰安婦問題はさらに深刻化すると見られ、朝日としても内々に再調査する意向が伝えられ、同意しました。社のOBから「慰安婦問題を歴代の朝日トップはほおかむりしてきた。君の時代に決着させろ」という私信が届き、販売店ASAや若い記者諸君からも会合などで「いつまで誤報を放置するのですか」とたびたび詰問されるようにもなりました。

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「朝日新聞前社長が初めて綴った 「W吉田誤報」の内幕」の みんなの反応 132
  • 匿名さん 通報

    で、結局謝らないんだね・・ 国益を損なう誤報を垂れ流した事実を認めて謝罪しない限り、誰も朝日グループの話には耳を傾けてくれないよ。

    144
  • 匿名さん 通報

    誤報じゃなくてねつ造やろ しかも未だに慰安婦ガーと言っていて反省していない 朝日新聞死ね

    132
  • 匿名さん 通報

    辞めたところで今問題が残っている以上ただの言い訳。最低限、取材元とのやり取りを公表の上謝罪が必要。

    125
  • 匿名さん 通報

    この新聞社が全国紙だという事実が悲しい。

    112
  • 匿名さん 通報

    世界中の新聞に謝罪広告掲載しろや。で、朝日新聞社は外患誘致罪適用な

    104
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