Q18 がんの再発はいつまで心配すればいい?――がんにまつわる素朴な疑問 Q&A

Q18 がんの再発はいつまで心配すればいい?――がんにまつわる素朴な疑問 Q&A

 生涯で2人に1人がかかると言われる「がん」。でも、知っているようで、知らないことも多いのではないでしょうか。そこでジャーナリストの鳥集徹さんに、素朴な疑問をぶつけてみました。参考文献として信頼できるサイトのリンクも紹介しています。いざというときに備えて、知識を蓄えておきましょう。



■A18 目安は5年ですが、種類によって違います。

 がんに関して、みなさんも「5年生存率」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。これはがんと診断された人が、5年後にどれくらいの割合で生きているかを示した数字です(より正確に言えば、がんの統計では日本人全体の5年後の生存率と比較した「がん5年相対生存率」が使われています)。


 なぜ「5年」という数字が使われてきたかというと、手術などでがんを残さず治療できた場合、診断(または治療)から5年経てば再発することが少なく、「治癒」と見なすことができると考えられてきたからです。


「全国がんセンター協議会(全がん協)」が調査しているデータを同協議会のサイト「KapWeb」で調べてみると、5年相対生存率(1998~2008年/手術症例)は、胃がん(75.3%)、大腸がん(72.6%)、肝がん(51.3%)、肺がん(68.5%)、乳がん(女性、91.9%)、前立腺がん(男性、100%)でした。がんの種類や進行度によっても異なりますが、手術を受けた場合はこれだけの人が治癒の目安となる5年生存を達成できるわけです。

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