慰安婦財団が解散 安倍首相「朴大統領時代のほうがマシだった」

慰安婦財団が解散 安倍首相「朴大統領時代のほうがマシだった」

 韓国政府は11月21日、従軍慰安婦問題に関する「和解・癒やし財団」の解散を発表した。慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した15年の日韓合意を完全に蔑(ないがし)ろにした形だ。


「財団を所管する女性家族省は、清算法人に転換し、雇用や財産問題などを整理する手続きに約1年かかると発表しました。財団では発足当時11人の理事が選任されましたが、民間出身の5人全員が辞任し、現在は“当然職(法律上定められた理事)”の女性家族省局長と外交省局長しか残っていません」(在ソウルジャーナリスト・朴承珉氏)


 日本政府が拠出した10億円はこれまで生存者と遺族に計44億ウォン(約4億4000万円)、財団職員の人件費などに5億9000万ウォン(約5900万円)が使われ、現在、約58億ウォン(約5億8000万円)残っている状態だ。


「財団の残余金については国際機関に寄付するアイデアなども提示されましたが、日本政府の合意が必要で実現可能性は高くない。女性家族省は『日本政府と協議したい』と抑制的な対応に終始せざるを得ませんでした」(同前)


■安倍首相は猛反発

 文在寅大統領も後ろめたいのか、目立った発言をしていないというが、安倍晋三首相は「国際約束が守られないのであれば国と国の関係が成り立たなくなる」と猛反発した。


「15年12月に日韓で合意した際、首相は『彼らなりに苦しんだ知恵だろうね』と漏らし、財団というアイデアで道筋をつけた朴槿恵大統領(当時)の決断を評価していました。この直前には産経新聞前ソウル支局長の名誉毀損事件で無罪判決が下されるなど、徴用工判決とは対照的に、司法の暴走も封じていた。一時は反日的な言動も目立った朴氏でしたが、首相は当時のことを振り返って『今よりマシだったよね』とこぼしています」(官邸関係者)


“苦しんだ知恵”だったはずの財団設立。「朴政権の遺産を否定し続ける」(同前)文政権は、それを自らの手で解散したのだった。


「今後も判決を控える徴用工問題も財団設立くらいしか落としどころがありませんでした。しかし、もはやその道は閉ざされた。解決の糸口は見えません」(同前)


 またしても動いた“ゴールポスト”。ホイッスルは永遠になりそうもない。


(「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年12月6日号)


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「慰安婦財団が解散 安倍首相「朴大統領時代のほうがマシだった」」の みんなの反応 128
  • 匿名さん 通報

    法務省は最低賃金以下は22人しかいないと言っていたが、真っ赤な嘘だったわけだ。

    55
  • 匿名さん 通報

    もう、相手にするに値しない国であろう。

    38
  • 匿名さん 通報

    詐欺国家は詐欺を行うのが仕事。嘘つきはウソを言うから嘘つき。

    23
  • 匿名さん 通報

    「呪いの杭」撤去を国家事業にした金泳三氏の頃から、反乱分子依存の政治。ぞろぞろと、アホな政治家ばかり。ムン・ジェイン氏も、人権派でなく、人権を悪用する北のスパイで、朝鮮人に政治は無理という象徴。

    19
  • 匿名さん 通報

    半島が早く統一されて沈んでいかれることを願います。

    19
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