「なぜあの人は、夜中にラーメン食べても太らないのか?」(著:道江美貴子)より
筋トレなどの運動が痩せ体質をつくる体重を減らしたい場合の簡単な法則は、摂取エネルギー<消費エネルギーにすることです。つまり食事の量を減らすか運動をして消費エネルギーを増やせばよいということになります。ただどちらか一方だけをやっても、あまりうまくいきません。
まず、運動だけで痩せようとするのは、現実的とはいえまぜん。というのも1キロの体脂肪を減らすには、約7000キロカロリーを消費する必要があるからです。
それを運動だけでまかなおうとすると、どれくらいの運動量が必要でしょうか。体重が60キロの人が5kmジョギングして消費できるのが300キロカロリーですから、115kmも走らなければならないのです。運動だけで痩せるのがいかに大変かということがわかります。
一方、食事量を減らせば、それだけでも確かに痩せます。ただ、運動をしないでダイエットをするのは効率が悪くなります。それは、痩せるときには脂肪よりも筋肉のほうが落ちやすいからです。筋肉が落ちると基礎代謝が落ちてどんどん痩せにくくなります。そのため、少し食事量を増やすとするにリバウンドしてしまうおそれもあるのです。
効率的に、また一生太らないダイエットをするには、運動をしてから脂肪を燃やし、筋肉を鍛える必要があります。
ダイエットに必要な運動は、ウォーキングや筋トレ

運動にはウォーキングやジョギング、エアロビクスなどのような長時間持続して行う有酸素運動と、筋肉トレーニングや短距離走のように、短時間で筋肉に強い負荷をかけて行う無酸素運動があります。ダイエットにはどちらの運動も必要です。