「仕事に飽きた」と感じてしまったとき、やりがいを感じていた仕事が急につまらなく思えてくることがあります。それは仕事の質や適性ではなく、その仕事に慣れたことが原因といえます。

「飽きた」という感情をポジティブに転換しましょう。(Misa)

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1.仕事に飽きたと感じるとき

人間は緊張感やプレッシャーなどのストレスがなくなると、ストレス=刺激がない状態が逆にストレスとなって「飽きた」と感じる場合があります。仕事内容を熟知してしまい、新たな発見や吸収できる知識がなくなることも原因のひとつといえます。

業務効率を高めるルーティン化では、作業手順を標準化し、シンプルにしていくのが一般的です。つまり、誰もがわかりやすい状態まで整えた作業ともなれば、繰り返すうちに飽きがくるのは当然とも考えられます。

むしろ、飽きたと感じられるようになったのは、その仕事に慣れた証拠なのです。余裕をもって仕事をこなせるスキルが身についたと考えてもよいでしょう。

もちろん、客観的に見て独力で求められる水準の成果が出せるようになっていることが前提です。自分ではできているつもりでも、実際には仕事のクオリティが不足している場合もあります。

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【仕事飽きた】飽きを感じるのは成長の証!? キャリアアップの好機到来かも!

2.キャリアアップの方法と探し方

十分なクオリティで業務を遂行でき、飽きるほどに慣れたのであれば、それはキャリアアップについて考える好機、きっかけともいえます。

キャリアアップをおおまかに分類すると、専門性の高いスペシャリストと、事業や業務全体を統括するマネジメント職の、2つの方向性があります。同じ職種でも、業界大手や専門特化した会社への転職で、より高度な業務に携われる場合もあります。

どのようなキャリアを望むかは、個人の価値観やライフプランによって異なってきます。もちろん、誰もがキャリアアップをめざさなければいけない、ということもありません。

キャリアアップをせずに、家庭生活や趣味に重点をおいたり、仕事以外の社会活動や副業をしたり、というワークライフバランスを選択する人も増えています。

自分なりの目標をすぐに見つけられない場合もあります。そういう場合は、自分と近い仕事をしている先輩や上司のキャリアパスを参考にすると、将来のイメージがわかりやすくなります。

また、自分の職種が業界内でどのように評価され、どのようなキャリアパスがあるのかなど、同じ職種に関する情報を集めてみるのも効果的です。

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3.「仕事に飽きた」をキャリアアップにつなげよう

「仕事に飽きた」をネガティブな感情に留めず、キャリアアップに踏み出すチャンスに変えていきましょう。

キャリアアップを望まない場合は、余裕をもって仕事ができると考え、余力を仕事のクオリティを向上させる工夫や、ワークライフバランスを充実させる方向にいかすこともできます。

ただし、単純に「飽きた」だけの理由で転職しようとすると、「仕事に飽きた」は再現率が高いので、次の仕事にも飽きてしまう可能性があります。

新鮮な気持ちで取り組める別の業界、職種に転職しても、どんな仕事でもいつかは慣れる日が来ます。ばくぜんとした転職活動では、飽きずに続けられる仕事にめぐり合うのは難しいでしょう。

自分なりに慣れても飽きずに取り組める、仕事との向き合い方を見つけることをおすすめいたします。

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