洗濯や食器洗いなどいわゆる"女性的"とされる家事を男性が行っているカップルほど、セックスレスの傾向が顕著なんだそう。最近アメリカで人気のセックスセラピスト、Esther Parelいわく、
「私たちが今求めている平等で永遠に続くという前提の関係と、共存するセクシャリティというのは歴史上存在したことがない」
長年一緒にいるうちに、男女としてよりも家族や親友のような関係になり、居心地は最高だけど刺激がない! なんてジレンマに陥ったこと、正直私にも経験があります。
一方で、アメリカ人はいつまでも男女でいることを大事にしています。子供がいても、週末はベビーシッターを雇って夫婦二人でデートするカップルも珍しくありません。また、夫婦どちらか一方でも不満を抱えている場合、カップルセラピーにかかることは一般的です。
女性が世帯年収の40%を稼ぐカップルが、離婚率が低いニューヨークの私の周囲でも結婚・出産後もフルタイムで仕事を続ける女性は多くいます。彼女たちは、忙しい合間を縫って自分のケアやパートナーと過ごす時間を捻出しています。そのために掃除や洗濯は外部のサービスを利用している人も多いのが現状。
アメリカでは日本にも増して、自立した大人の女性が男性から好まれますが、仕事と育児を両立し、パートナーとの関係も円満な女性達は、優先順位をしっかり決めてメリハリをつけている人が多くみられます。別の調査では、「女性が世帯年収の40%を稼ぎ、男性が40%の家事を分担しているカップルの離婚率が一番低い」という結果も出されています。
経済的にも精神的にも自立しながら、パートナーを男性として立てることも忘れない、そんな賢い女性達を見習いたいと思います。
Portrait of happy via Shtterstock
(文/白石里美)
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