ウィークデーの真ん中、気持ちがなかだるみしがちなときに読みたいのが、ファッション業界で名をあげた女性たちの名言です。パワフルな言葉に、週後半のモチベーションがアップするかもしれません。

ダイアナ・ヴリーランド

まずは伝説のエディターたちから。

ダイアナ・ヴリーランドは、20世紀のファッション業界を牽引したファッション・エディターです。『ハーパース・バザー』を経て、『ヴォーグ』編集長として活躍しました。ツイギーやイーディ・セジウィックなどのモデルを発掘したことでも有名です。

素晴らしい人生っていうのがひとつだけあります。それは、あなたが願っている人生のことで、自分でつくるものです。

WHOWHATWEAR」より翻訳引用

「人生は一度きり。やりたいことをやりなさい」と叱咤激励されているかのようです。短い言葉のなかに「自分で道を切り開け!」との強いメッセージが込められています。

アナ・ウィンター

つぎは、鬼編集長として鳴らしたアナ・ウィンター。

今日の世界では、みんな「交流」しなければなりません。誰かの顔も見られないような、気難しい、シャイな人でいてはいけないの。

自分を表現しなきゃ。ビジョンや関心事、信条を他人に話せるようにしておきましょう。

WHOWHATWEAR」より翻訳引用

と、この時代を生き残る秘訣を語っています。もはや「沈黙は美徳」ではない。自分を表現することが人生を切り開くことにつながると、アナは身をもって知っていたのでしょう。

⚫️ダイアン・フォン=ファステンバーグ

公爵夫人として裕福な暮らしを送りながら、デザイナーとして独立したダイアナ・フォン=ファステンバーグ。

幾何学模様の「ラップドレス」を世に送りだした女性です。

人生でもっとも大切なのは自分自身との関係です。難しいと思うけれど、自分との関係を良いものにできれば、人生をデザインしていけるのです。

WHOWHATWEAR」より翻訳引用

と、人生をデザイン業になぞらえて語っています。そもそも働く必要がないのにファッションデザイナーを目指したわけは、「自立して、地位を築きたかったから」だとか。なんともアグレッシブな女性です。

パワフルな彼女たちの言葉に、背中を押されたような気分になりました。週後半も仕事がんばれそうです。

WHOWHATWEAR

photo by Getty Images

(谷崎文香)

■ あわせて読みたい
美肌キープのカギはコレ! 美容ライターのビタミンな毎日
買い物はオンナの生きがい。編集部が本気で考えた「10万円のムダづかい」
スニーカーも履きこなす。バービーの世界は社会の鏡
大切な人にうつす前に。いま知りたい夏の感染症
引き算すれば叶う、私らしい暮らし方