いまだに根強い人気をほこる『Sex and The City』。アメリカのTV局HBOで全6シーズン放映された後、二度の映画化を経て、いまなお続編を期待する声が聞こえてきます。

主人公キャリーをはじめ、サマンサ、ミランダ、シャーロットによるNYマンハッタンでのお洒落な生活や友情はもとより、彼女たちのある意味打たれ強い人間らしさが共感を呼び、4人の生き様や名言はネット上にいまでもたくさん飛び交っているほどです。

元気が出てくるサマンサの言葉

4人のなかでも「絶対的ボス」とアメリカの雑誌やサイトで評されるサマンサの言葉はどれも印象的。超肉食系&自由奔放でありながら、PR会社社長として経済的にも精神的にも自立しているサマンサ。そんな彼女の大胆でユーモアに溢れた言葉は、落ち込んだときや、疲れたとなどにちょっとした勇気をくれそうです。

そんなサマンサの名言を、海外サイト「Buzz Feed」からピックアップしてみました。

自分最優先でいい

私はあなたのことが好きよ。

でも、もっと自分のことが好きなの。

Buzz Feed」より翻訳引用

真実の愛とは、自分を犠牲にしてでも誰かを愛すること――という言葉も間違いではありませんが、自分自身が幸せでないのであれば、お互い愛し合っていてもその関係性にはなんの意味もありません。幸せを追求する形は、自分自身が納得できるものでなければならないのです。それをはっきり恋人に口にする強さがサマンサにはあります。

ちなみに全シーズンのなかでも、サマンサがこの言葉を放ったのは、本命度の高かった恋人、ホテル王のリチャードと年下俳優志望のスミスです。本気の相手だからこそ言い切るところがさすがです。

フォロー上手であれ

たしかに、私は厳しい要求もするし頑固だし自己チューよ。

でも言ってることはいつも正しいでしょ。

Buzz Feed」より翻訳引用

キャリーやミランダ、シャーロットに歯に衣着せぬアドバイスをするサマンサ。どんなに親密であろうとも容赦しません。でも、どんなに辛口でも的を得ていれば周囲は納得するものです。

人は読心術師ではありません。

言いたいことは中途半端にではなく、しっかりと説明すれば伝わるものです。むしろ、距離感を計算して中途半端に相手に気を遣う方が誤解を生じやすいのかもしれません。厳しい主張をした後に、この言葉をいたずらっぽく笑顔で言うサマンサ。フォローも含め見事なコミュニケーション術です。

悩むより、自分の人生に目を向ける

よく聞いて。完璧な男なんて幻覚よ。

もっと自分の人生に目を向けなきゃ。

Buzz Feed」より翻訳引用

本当の愛を求めて悩みぬくキャリーにシャーロット、素直になれないミランダ。出口の見えない恋愛に悩む3人に向かってサマンサはこうアドバイスします。

相手に理想を求めのではなく、悩むなら自分の人生をまず充実させることから始めてみる。そうすると自ずと方向性がみえてくるはずです。これは、男女間のみならず通常の人間関係においても言えそうです。

このようなサマンサの客観的な目線は人生経験豊富なところからくるのかもしれません。

自信をもつということは、なによりも自分と自分の人生を大切にすることから始まるのかもしれませんね。もし、気が晴れなかったり落ち込んだりした時には、このサマンサの力強いメッセージを思い出してみてもいいかもしれません。

photo by Getty Images

■ あわせて読みたい
美肌キープのカギはコレ! 美容ライターのビタミンな毎日
買い物はオンナの生きがい。編集部が本気で考えた「10万円のムダづかい」
スニーカーも履きこなす。バービーの世界は社会の鏡
大切な人にうつす前に。
いま知りたい夏の感染症

引き算すれば叶う、私らしい暮らし方