社会の牽引者たちは今、家でどんなインプットを行っているのか?

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、自宅で過ごす時間が増えつつあるなか、コロナ後の活動に向けた準備期間に充てている人も多いだろう。

「人生の岐路に立ったときに勇気づけられた」「キャリアやイノベーションを考える上でヒントになる」本やコンテンツを、MASHING UPにゆかりのある人々に教えてもらった。

オンラインで学べるという利点

読売新聞東京本社の調査研究本部で、セミナー事業などを企画している笹原明代氏。働きながら大学院に通い、修了した今春すぐさま放送大学に編入。今は学部生として学んでいるという向上心が強い人だ。

大学院の修論のテーマは「仕事と家庭の両立について」。これを通じてセカンドキャリアとして、悩みを抱えた女性の支援ができたらと思い、放送大学で心理学を学びはじめました。(笹原氏)

放送大学は、テレビやラジオ、オンライン授業がベース。

今の状況に合っているうえ、カリキュラムがシステマチックで自分のペースで学べるのがいいと笹原氏。

もちろん、読書も最近のおきにいりだ。

須賀敦子、倉橋由美子、白洲正子、幸田文、高峰秀子、森茉莉……と、古びない落ち着いた品のある文章の作家が好きです。コロナのニュースで気持ちがささくれがちな時、ゆったりした気持ちになれます。(笹原氏)

ほかにも、マスクを作ったり、パンを焼くなどの手仕事や断捨離など、いわゆる「家仕事」をすることで、精神的にも楽になってきたと話す。

不安やストレスが溜まりやすい時期、積極的に学んでみたり、作業をこなしたりするのは効果があるようだ。

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コロナ後を自ら創る。Unchainedがラディカルに描く未来の社会/小林弘人 ✕ 菊池紳