自分はいわゆるオタクだ。当然、オタクと接する機会も多いのだが、オタクというものは大抵かっこいいものではない。
これはオタク側がどんなに否定しても覆ることはない厳然たる事実だ。いい大人がヨドバシで怪獣人形を買っていたり(僕のことだけど)、人目につく場所でカードゲームをしていたり、プリキュアを応援していたり。こんなのを見て「かっこいいね!」と思われるはずがない。
僕は世間の目にイレギュラーと映っていることが骨の髄まで理解できているので、決して人様の前で場違いなオタトークを展開したりはしない。しないというか出来ない。しかし、世のオタクの中にはこうしたリミッターがない人もいる。(文:松本ミゾレ)
「きゃー! 〇〇さんが倒れるなんて! さすが聖地ですー!」
先日、ガールズちゃんねるで「ドン引きしたオタクの言動・行動」なるトピックを見かけた。これがなかなか面白かった。女性のネットユーザーたちが過去に遭遇した、気色の悪いオタクの言動の数々が報告されていて、どれもかなりきついのだ。
たとえばこのトピックを立てた女性の経験談はこう。あるとき職場でオタクをカミングアウトしたところ、オタク男が寄ってきてやたらとエッチなアニメの動画を流すようになり「こういうの好きなんですよね」とほざいたというのだ。
そうそう。これこれ。オタクってこういうのが本当に多いのだ。「Aさんは○○が好きだから、○○について知識がある俺とは仲良くなるだろう」的な、身勝手な思い込みでの暴走。