全国的に異常な暑さの日々が続く。静岡県浜松市では17日、国内の歴代最高気温に並ぶ41.1度に達した。エアコンは快適な生活のためどころか、もはや命を守るための必需品と言えるが、中には頑なに拒む人もいる。
ガールズちゃんねるに12日、「エアコンをつけない人がエアコンをつけてくれるにはどうしたらいいですか?」というトピックを立てた人物は、同居する70代の祖父母に頭を抱える。祖父母は日中家にいるが、家族がどれだけ言ってもエアコンをつけないという。(文:ジャッカル薗部)
「熱中症になったらいろんな人に迷惑かかるのに」
トピ主によると、祖父母は電気代を気にしているよう。だが、近年の商品は消費電力が下がっており、省エネ性能は高い。そう説明しても稼働させないという。しかし、暑さは認識しているようで「今日も死ぬほど暑かった」「気分が悪くなった」などと愚痴をこぼしているというのだ。対応に困ったスレ主は、
「『熱中症で病院かかるともっとお金かかるよ』『ほんとに死ぬよだからつけて』→『はいはいわかりました(そしてつけない)』の繰り返しです。心配通り越してイライラしてきます。こういう事を経験した人いませんか?」
と不満を綴った。
消防庁によると、3~9日の間に熱中症で搬送された人数は全国6664人。このうち、高齢者は3836人で、搬送された人の57.6%を占める。熱中症の発生場所で一番多いのは「住居」(39.6%)というから、外出しなくても油断はできないことが分かる。