
キャリコネニュース読者からは「世帯年収1100万円でも専業主婦だと余裕はない。贅沢はできない」(東京都/40代男性)といった声がよく寄せられている。このご時勢、ある程度年収があっても専業主婦家庭は厳しいようだが、今回は、世帯年収600~800万円の専業主婦家庭の生活感を紹介する。(文:林加奈)
■夫の給料だけで生活する女性「今は満足しているが将来は不安」
子ども2人を持つ大阪府の30代女性は、夫が朝から晩まで忙しく働いているため、やむを得ず専業主婦をしている。「共働きは夢のよう。一馬力だからカツカツ」と育児のために共働きが難しい現状を嘆いている。
一方、埼玉県の30代女性は、夫の給料だけで生活している現状に「不自由はしていないし、満足しています」と語る。
「急な出費があっても貯金を崩さなくて済むし、その日暮らしということはない。ただ、子どもがまだ小さく、2人目ももうすぐ生まれるので将来への不安はある。子どもが希望する大学を、金銭的な理由から諦めさせることはしたくないし、奨学金などにも頼りたくない」
と現状への満足感を示しつつ、将来への不安も拭えないようだ。
■「子どもは2人いて、外食は毎週。それ以外は節約している」
キャリコネニュースには「地方住まいだからかもしれないが、1馬力でギリギリ何とかなっている」(三重県/30代男性/流通・小売系)という声も寄せられた。では、都市部に住居を置く人はどうだろうか。大阪府在住で、妻が専業主婦の男性は