睡眠不足は仕事の効率を下げると分かっていても、「思うように睡眠時間がとれない」「寝つきが悪い」という悩みを抱えがちな現代人。あなたは毎日よく眠れているだろうか。
睡眠について多くの人がどう考えているか、寝具メーカーのテンピュール・シーリー・ジャパンが9月7日、興味深い調査結果を発表した。「ビジネスパーソンに聞く、睡眠ライフスタイル調査」というもので、全国のパート・アルバイトを除く就労者824人から回答を得た。(文:okei)
■「現在の睡眠時間に満足していない」という人も6割
調査は2016年8月18日~20日にインターネット上で実施。「寝苦しい夜が続いていますが、通常と比べ良く眠れていますか?」という質問には、「眠れていない:寝不足気味」との回答が5割以上。男女比では男性50%、女性58.5%で女性のほうがやや寝不足を感じる人が多かった。
寝不足であれば当然仕事への悪影響がある。「寝不足気味」と答えた人たちへ「仕事への影響」を聞いたところ、「全く手に着かない」など、何かしらマイナスの影響がある人は6割以上(63.8%)に上った。
「平日の平均的な睡眠時間」で一番多かったのは「6時間」(41%)。全体平均は約6時間5分だった。2位が「7時間」(25%)、3位が「5時間」(20%)という結果だった。「4時間」という人も5%おり、睡眠時間が6時間以下という人が全体の67%。「現在の睡眠時間に満足していない」という人も約6割(59%)で、半数以上の人が睡眠不足に悩んでいることがうかがえた。