「クロ現」でアニメ業界の「ブラック労働」話題に 新人の平均年収110万円「一番大切なのは現場に予算をつぎこむこと」

「クロ現」でアニメ業界の「ブラック労働」話題に 新人の平均年収110万円「一番大切なのは現場に予算をつぎこむこと」

昨年公開の『君の名は。』や『この世界の片隅に』がヒットするなど、活況を呈するアニメ業界。市場規模は過去最高の約2兆円に迫る勢いだが、アニメーターは依然として低賃金や長時間労働といった劣悪な労働環境に置かれたままだ。


NHKで6月7日に放送された『クローズアップ現代+』でも「2兆円↑アニメ産業 加速する"ブラック労働"」という特集が組まれ、ネット上で大きな反響が寄せられている。


「2次使用料や印税がアニメーターには支払われない」



同番組によると、新人アニメーターの平均年収は約110万円、業界全体でも約333万円にしかならない。年収が低いのは、イラスト1枚当たりの単価が約200円と安いからだ。作業の早い人でも1日に20枚仕上げるのが限界で、月収は10万円前後にしかならない。


長時間労働も常態化している。1日の平均労働時間は11時間で、休日は平均で月4日しかない。番組の取材を受けた25歳の男性アニメーターは「アニメーターの中で結婚できてる人って上位2割」と語った。


背景には、アニメがヒットしてもアニメーターの収入増にはつながらないという歪んだ業界構造がある。アニメを製作するときは、テレビ局・出版社・広告代理店などからなる製作委員会が結成され、実際のアニメ作りは制作会社やその下請けが担う。アニメ作りにかける予算が限られている上、グッズや海外への販売による利益は全て製作委員会に出資した企業のものになる。アニメ制作会社には還元されないのだ。


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