東京簡易裁判所は10月6日、労働基準法違反に問われていた電通に罰金50万円の有罪判決を言い渡した。違法な長時間労働で自死に追い込まれた高橋まつりさん(当時24)の母・高橋幸美さんは、判決後に厚生労働省で開かれた記者会見で「労基法違反の罰則を強化してほしい」と語った。
「電通で働き方が見直されるのか、社会全体で監視してほしい」
幸美さんは、判決を受けて、
「本日の判決が出た今、すべての企業が労務管理を改善していただきたい。そして、国は今までの多くの犠牲者を生んでいる異常事態を認識し、是非とも過労死をなくす為の法律改正をして頂きたい」
とコメントした。また、亡くなったまつりさんに伝えたいことは何かと記者に問われると、
「生きて帰ってきてほしい。それしかないです。(中略)まつりのことを語っていると、今でも生きているのではないかとさえ思います。本当にまつりに会えなくなってしまったとは思えない。未だに死を受け入れることができません」
と心境を打ち明けた。電通は、社員の働き方を見直すとしているが、「にわかには信じることができません。これからも社会全体で監視してほしい」と呼び掛けた。
遺族である自身がメディアで発言することについては、「社会への問題提起になる」と感じているといい、「今日も強い怒りを持ってコメントすることが私の使命だと思った」と語った。今後も「シンポジウムや学校でワークルールを啓発する機会があれば参加していきたい」という。
法律で縛ったり罰則を強化しても抜け道や地下に潜るだけで無意味。仕事や会社についていけなくなったら人間やめないで会社を辞めるような教育や子育てをしていくほうが重要かと…
まぁ、罰金だからね。元々そんなものだ。強制就労でも二百万?だかが上限。自分から好き好んで就労して自滅した例だしね。
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