お笑い芸人のオードリー・若林正恭さんが11月14日放送の「セブンルール」(カンテレ・フジテレビ系)で、人気漫画「ワンピース」(作:尾田栄一郎)の熱心なファンについてコメントし、話題になっている。


番組冒頭、好きな漫画の話になった際にMCのYOUさんが、「ワンピース好き。

映画も観に行ったり」と発言。これに若林さんが、



「ワンピースって読んでないと『血が通ってない人間』みたいな言われ方しません?」
「仲間に入って『俺たちやるぞ!』って言わなかったら、めっちゃ排除されるんだろうなってすっごい怖いんですよね」


とワンピースファンに対する心境を吐露した。


■オープンな場でワンピースを批判することにはリスクが伴う?



同作は週刊少年ジャンプで1997年から連載されている人気漫画で、2017年10月現在で単行本世界累計発行部数が4億3000万部を突破している。しかしこの"ワンピース熱"について違和感を抱いている人も少なくはない。


今回の若林さんの発言についても、ツイッターでは、



「ワンピース読んで無かったら、血の通ってない人間って思われるって若林が言ってたけど、ほんまそれ」
「若林が『ワンピース読んでないって言うと血が通ってない人間扱いされる』って言ってて何か納得…流石だな…」


と共感する声が寄せられた。


キャリコネニュースでも昨年7月に「『ワンピース』の話は飲み屋ではタブー?」という記事を掲載した。

ある居酒屋で「ワンピースの面白さが全く理解できない」と話していた人が、突然他の客が「テメェは人間の心が無ぇ!」と怒鳴られたというものだ。


堀江貴文さんも過去にツイッターで、



「仲間さえ無事なら大丈夫的なマイルドヤンキー的な価値観についていけない」


と呟き、一部ファンから猛抗議を受けていた。オープンな場でワンピースを批判することにはリスクが伴うようだ。


■ワンピースの宗教化はあくまで「ファン」のせい、という声も


ヤフー知恵袋にも「ワンピースって新興宗教ですよね?」という質問が寄せられていた。概ね「確かに宗教化していますね」と共感する人が多く、ある人は、



「(ワンピースに)興味がない、否定的な人は『地獄に堕ちる』と言ってすすめる感じの人が居ますからね。正に新興宗教の信者みたいですよね」


とコメントしている。

しかしワンピースが宗教じみたように感じてしまうのは「作品の問題じゃなく蔑称的な意味での『信者』のせいだと思いますよ」とも述べている。


ファンがいればアンチもいる。お互い接さなければいいものの、ファンとしてはつい熱くなってしまうのも分かる。ただそれが行き過ぎたように感じている人がいるのも否めない。お互い仲良くしていきたいものだ。