受動喫煙対策が政府で検討され、喫煙者への目は年々厳しくなっていくが、当のたばこを販売する会社内はどうなのか。今回は、「喫煙者に理解がある」というJT(日本たばこ産業)に寄せられた口コミを紹介しよう。

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本社は東京都港区虎ノ門、連結従業員数は5万7963人(2017年12月)に及ぶ。日本国内でのたばこのシェアはおよそ6割で「メビウス」「セブンスター」「ホープ」など代表的なブランドを持つ。売上高の9割は国内外のたばこ事業だ。これまでロシアやイギリスなどのたばこ会社を次々と買収し、海外でのたばこ事業は売上高の半分以上を占める。世界シェアは14%ほどで、中国の専売公社を除いて第3位につけている。


日本のたばこ需要は1996年をピークに減少が続いており、JTの売上高は縮小傾向が続いている。

現在たばこ市場は火を使わず煙がでない加熱式たばこに力を入れているが、日本国内ではいち早く全国展開を始めたフィリップ・モリスの「アイコス」が圧倒的優位にある。JTの「プルーム・テック」は、これまで東京都など10都道府県でのみ販売していたが、増産体制が整ったため6月から全国販売は開始し、巻き返しを図る。


■「基本的に残業はほぼ無し」残業=悪なイメージでゆとりがある



キャリコネでは企業のホワイト度を5段階で評価してもらっていて、「給与」「労働時間」「やりがい」などの総合評価は3.8。まずまずのホワイト企業といえるだろう。



「残業や休日出勤は、ほとんどなかったです。せいぜい、8時にあがったら今日はがんばったな、というほう。

勤務時間についてはかなりホワイト」(20代後半男性 年収400万円)
「労働時間短縮に向け、様々な取り組みがなされており、勤務環境はいいと思う。フレックスやテレワークなども完備」(54歳 女性 年収600万円)
「基本的に残業は、ほぼありません。残業=悪なイメージがあり、また業種柄緊急を要する仕事ではない為、『明日やろう』は『明日やろう』でOKです。時間も人も金もゆとりがある方が多いので落ち着いて仕事ができます」(30代後半 男性 年収700万円)


「残業については部署によってまちまち」という声もあるが、サービス残業はないという。キャリコネの口コミでは、福利厚生の良さを挙げる人も多かった。


「福利厚生はとても手厚いため、若くからして家族を持つこともできるし、それなりに暮らすこともできます。

例えば、都市手当があったり、住宅補助手当が支給されたりします。」(20代後半 男性 年収500万円)
「報酬は思ったより多く感じます。住宅取得や住宅賃貸にかかる費用を相当分補助してもらえる印象です。通勤費用も全額支給。単身赴任手当、都市手当など手厚い報酬体系であると感じます。年間休日も128日くらいありますので、勤務日数からしてトップクラスではないでしょうか」(50代前半 男性 年収1000万円)
「住宅手当は充実しているといえる。年齢により割合が決定されているが、月収の中から貯蓄へまわしやすく、家の購入等計画は立てやすく感じている」(31歳 男性 年収762万円)


■「他社と比べても社内恋愛、社内結婚は多い方だと思う」という声も



「社内結婚する方が多いように思えます。

様々な研修が行われており、そこでの出会いから恋愛に発展することもあるようです。同じチーム内で結婚し、一緒に通勤する夫婦もいるなど、社内恋愛には非常に寛容です」(30代前半 女性 年収650万円)
「(社内恋愛には)比較的寛容だと思います。入社1年目に妊娠し、出産した後にまた会社に復帰した方もいます」(20代後半 男性 600万円 )


社内恋愛の多さは、同期の研修など集まりが多いことが理由として挙がったが、残業が少なくデート時間を確保できることも一因ではないだろうか。また、喫煙者に優しい雰囲気も関係すると考える人も。



「他社と比べても社内恋愛、社内結婚は多い方だと思う。肩身の狭い世の中で、喫煙者が多いのと、非喫煙者でも、男女ともに喫煙への理解があるので、そこの壁がないのもひとつの大きな理由かもしれない」(20代前半 女性 年収350万円)
「社内には喫煙スペースも必ず設置されていますし、大体の社員が喫煙者であるため、喫煙も遠慮せずに行くことができます」(20代後半 男性 年収500万円)


「非正規雇用に対しても差別や偏見などなくやり易い環境。

あまりギスギス感はなく、優雅な雰囲気で、業務に打ち込めると思います」(20代後半 男性 派遣社員)といった声もあり、社内の雰囲気は良いようだ。外で吸えない雰囲気が増してきたぶん、喫煙者には社内が楽園かもしれない。【JTの口コミはこちらから】