8月10日の『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)では、マツコ・デラックスさんが悩める女性たちにアドバイスを送るシーンを未公開映像と共に一挙放送。マツコさんが女性たちのモヤモヤを解消していった。


沖縄料理を扱う居酒屋で女子会をしている20代半ばの3人組に話しかけるマツコさん。彼氏はいるけど結婚はまだ考えていないという女性に対して、



「早く子ども生みなさいよ。それからでも仕事はできるから…子どもを後から生むのは大変」
「ベストは、これぐらい(20代半ば)で生んじゃうのよ。で、そこからキャリアを積んでいくのが一番いい」


と話す。マツコさんの周りでも高齢出産が原因でキャリアを積めなくなり、苦労している女性は少なくないらしい。そのため、若いうちから結婚・出産することが今の時代ではベターであると説いた。

(文:石川祐介)


■「たとえダメでも、やれるところまでやったほうが後悔しない」



次に、マツコさんはヒトカラをしている20代女性のカラオケルームに潜入する。その女性は歌手を目指して上京したのだが、なかなかチャンスを掴めずにいるという。昔はコンサートに行っても「私がいつかあそこに立ってやる」という熱い気持ちがあったようだが、最近では熱意が下がってきてしまったようだ。


マツコさんは「ジャンルはどうだろうが、今ステージに立ってるやつらは『みんな敵だ』って思ったほうが良いよ」とアドバイス。


マツコさん自身もかつてコラムニストとして主に活動していた頃、好きな作家の本や記事を好んで読んでいたようだが、



「やっぱり、『これをやってたらこの人たちにはかなわないな』ってずっと思ってたから、途中からそういうのは一切やめて『全員敵だ』って思うようになった」


と同業の人に憧れや好意を抱くのではなく、野心を剥き出しにする必要性を語る。


そして、「やってダメだったら、やらないで諦めるのとはまた違うから。

たとえ、夢破れたとしても、やれるところまでやって『ダメだった』ってほうが死ぬ時後悔しないわよ」と熱いエールを送った。


■「いい出会いがあったらいいな、って待ち態勢だとなかなか結婚できない」


次に、中野区の居酒屋で女子会をしていた未婚に悩む35歳の女性と出会ったマツコさん。



「1年でいいから『私、こんな女の生き方嫌だ』っていう生き方してごらん。そしたら、すぐ結婚できる」


とアドバイスを送り、「男に媚びるとか、可愛くするとか、貪欲に相手を見つけようとするとか。一年間プライドを捨てなさい」と具体的な方法を示した。


また、青山のカフェで出会った未婚女性にも、「私も知らないけど聞いた話だけど…」と前置きをし、次のように語っていた。



「貪欲に結婚しようと思っている人から結婚できるんだって」
「だから、『いい出会いがあったらいいな』って待ち態勢だと、なかなか結婚できない」


傷つくことを恐れずに、女性の方から行かなければダメだという。


今回は結婚に関する話が多かったが、いずれのアドバイスにも、受け身ではなく主体的に生きる、幸せは自分で掴む、というメッセージが込められているように感じられた。マツコさんの言葉にネット上では「わかりみが深すぎて心が痛くなった」といった声も出ていた。