裁量労働制で心臓マヒの男性に異例の「労災認定」 不適切な制度運用へのけん制となるか

裁量労働制で心臓マヒの男性に異例の「労災認定」 不適切な制度運用へのけん制となるか

実労働時間ではなく、あらかじめ定めた時間働いたものとみなして給料を支払う「裁量労働制」で働いていた男性が心室細動(心臓マヒ)で亡くなったケースについて、東京・三田労働基準監督署が労働災害と認めたと報じられている。


各紙はこれを「極めて異例」と紹介。裁量労働制の場合、会社は実労働時間を把握していないことが多く、過労を認定しにくいことがその理由だ。しかしネットには「裁量労働制の実態はまさにこうだ」などと憤る声が相次いでいる。


■出勤9時半・退勤27時でも「時間外勤務ゼロ」と嘆く人も



毎日新聞の記事によると、この男性が働いていた会社では、残業時間はみなしで月40時間とされていた。しかし遺族側が男性の労働実態を調べたところ、午前3時ごろに起床して海外市場の動向を分析し、午前6時ごろに出社していた。


朝一番に顧客向けリポートを送り、退社は午後6時半ごろ。昼休みを1時間取ったとして会社にいる時間だけでも11時間半。早朝の自宅残業を1時間半として1日13時間、月100時間程度の時間外労働があったという計算となる。遺族によれば、心疾患発症前1か月の残業は133時間あったという。


さらに会社は、早朝出勤している男性に対して「他の従業員より早く帰るな」と注意していた上に、正確な労働時間を把握していなかった。これでは裁量労働制といっても「本人の裁量は実質的になかった」(遺族)という指摘もうなずける。


この記事はネットで大きな話題となり、「裁量労働の実態はこうだよ。裁量なんてない」と会社や制度を批判する声があがっている。


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