突如人類に襲いかかった謎の敵・ネウロイと、実在の戦闘機をモデルとした「戦闘脚」ストライカーユニットで空を飛んで戦う、パンツのようなズボンを履いた少女たちを描いた『ストライクウィッチーズ』。奇抜な外見に反する少女たちのひたむきさが人気を呼びました。


 今回ご紹介する「ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ」中佐は、この世界でのドイツにあたる帝政カールスラント所属で、主人公「宮藤芳佳」が所属する各国の精鋭ウィッチを集めたエリート部隊・第501統合戦闘航空団の隊長です。

【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】

■気苦労が多いお母さん

 ミーナ中佐が隊長を務める第501統合戦闘航空団は、数カ国からウィッチが集められた部隊であり、ほとんどはカールスラント直属の部下ではないため、隊長の力が及びきらない部分もあります。精鋭ゆえに個性豊かな隊員たち。特に自由気ままなルッキーニや階級は下ながらも年上の坂本少佐の行動には頭を悩まされがちです。
また、連合軍上層部との折衝などもミーナ隊長の仕事。現場を知らない上層部が押し付けてくる無茶な要求との板挟みにもなっています。

 そんな気苦労の多いミーナ隊長ですが、だからといってそのストレスを隊員たちにぶつけるようなことはせず、多少口うるさいですが、大部分は思春期である年下の少女たちを優しく見守っているお母さんです。

■坂本少佐への想い

 ミーナ隊長が、「隊長」としてではなく一人の女性としても常に気づかっているのが坂本美緒少佐。細かいことを気にしない坂本少佐は、ミーナ隊長と隊員たちの間に入って部隊をうまく運用するための潤滑油となっているので、その点でも坂本少佐に支えられている部分はありますが、責任感と軍人としての誇りから無茶をしてしまうところもあるので心配なのです。

 坂本少佐の魔法力が弱まったときは、心配のあまり彼女に銃を向けてまで、出撃しないように訴えたこともあります。
しかし、結局のところ押し切られてしまうのは坂本少佐に強く出られないミーナ隊長の弱さですね。しかし、常に「隊長」たらんと気を張っているミーナ隊長も、坂本少佐と2人のときは安心した穏やかな表情をしています。

■必殺の「ケツ圧」

 一見パンツに見えるズボンを履いて行動しているウィッチたち。特にミーナ隊長はお尻に表情があるキャラクターです。最初に注目されたのは、連合国上層部に呼び出され、姿勢を正したと同時にお尻がキュッと緊張したシーン。その後、虫型ネウロイが501基地に潜入したときは、ズボンに入り込んだ小さなネウロイを無意識のうちにお尻で挟んで撃破しています。
これはミーナ隊長の記念すべきネウロイ撃墜200体目でした。「ケツ圧」というのは、このシーンに対するミーナ隊長のCV・田中理恵さんが生み出した言葉です。

■ミーナ隊長は\カワイイ!/

 お母さん的な存在のため、18歳なのにババア扱いされてしまいがちなミーナ隊長。しかし、大浴場に他の隊員と入るのを恥ずかしがったり、酔った坂本少佐にキスされて赤面したりと、女の子らしいかわいさを持っているのです。ミーナ隊長に対してはババアなどと失礼なことを言わず、カワイイ!と言うべきなのです。カワイイ!のですから。


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★記者:玄Kuro(キャラペディア公式ライター)

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