男子高校生5人のゆる~い日常を描いた作品『君と僕。』の中で、一際ゆる~い雰囲気を醸し出している双子の浅羽兄弟。
顔も体格も瓜二つで、どちらがどちらか分からないほどに見た目がそっくりな浅羽兄弟ですが、今回はそのお兄ちゃんの方、「浅羽悠太」の魅力に迫ってみたいと思います。

【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】

■イタズラっ子な一面

 ピッカピカの高校生であるにも関わらず、フレッシュさを微塵も感じない脱力系男子の悠太。弟の祐希共々とにかくマイペースで、若者らしくキャッキャウフフとはしゃぐことはまずありません。とは言え、感情を表に出さないだけで、決して楽しいことや面白いことが嫌いな訳ではなく、幼馴染みの春をからかったり、同じく幼馴染みの要をいじり倒したりと、弟の祐希とイタズラに興じる少年らしい面も持っています。


■兄としての一面

 イタズラっ子ではあるものの、悠太はやはり“お兄ちゃん”。周りのことを考えずに悪ノリすることのある弟の祐希に対し、悠太は基本的には周囲に迷惑をかけるようなことはしません。悪ふざけをするのもだいたい仲間といる時だけで、集団行動の際には問題児である祐希や千鶴をたしなめる役割を担っています。

 幼い頃から兄という立場で、ワガママな祐希の面倒を見ていたこともあり、他の4人よりどこか大人びた雰囲気を感じさせる悠太。常に周囲に気を配れるほど冷静で落ち着きもあり、弟の祐希に「悠太は困っている人がいたらすぐ気づくし助けるし、人のことばかり・・・」と言われるほど、“他人に優しい”男の子なのです。

 一方で、自分自身を主張することは少し苦手なようですが、相手の意見を尊重して自分を周囲に合わせていくことができるのも立派な長所の1つ。
どんな時でも相手の立場で物事を考えることができる悠太は、とても素敵な男の子だと思います。

■弟に対しての家族愛

 弟である祐希のことをとても大切に思っていて、時々叱ることもありますが基本的には甘く、祐希が落ち込んでいたりすると真っ先に気づいて慰めます。また、幼い頃は自分にべったりだった祐希が、友達の千鶴とケンカをしてどうやって仲直りしたらいいのか悩んでいる姿を見て、「祐希にそういう友達ができたことが嬉しい」と漏らすなど、もはや息子の成長を見守る親のようでもあります(笑)。

■いくら大人っぽくてもやっぱり男の子

 大人っぽくて落ち着いている悠太は、もちろん異性にもモテモテ。メインキャラクター5人の中で唯一彼女がいた時期があり、女の子の扱いもお手の物・・・かと思いきや、そこはまだまだ高校生。高校3年の体育祭にて、元カノである高橋さんのチアガール姿を見てちょっと照れた様子を見せるなど、年相応で可愛らしい面もあるのです。


 無気力だけどイタズラっ子。お兄ちゃんだけど男の子。ポーカーフェイスの裏に隠れた素顔を知れば知るほど夢中になってしまう・・・「浅羽悠太」とはそんな魅力たっぷりの男の子です!

【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】

★記者:ほか子(キャラペディア公式ライター)

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