【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■わけのわからなさが最大の特徴
大事なキャラクターが8話まで出ないというトリッキーな状態が、幾原作品の幾原作品らしさです。中央図書館のそらの孔分室の司書として登場し、シラセ&ソウヤという黒ウサギモチーフのショタを二人連れています。ちなみにそらの孔分室は地下61階、あり得ない深さがまたファンタジーです。
ピングフォースは、もともと第36次南極環境防衛隊のメンバーであった「渡瀬眞悧」と、主人公の「高倉冠葉」「高倉晶馬」兄弟の父、「高倉剣山」が作ったようです(憶測)。彼は「何者にもなれなかった」ので、「僕達を必要としなかった世界」を壊さずにいられないそうです。全く理解できません。とにかく荻野目桃果を欲し、桃果に選ばれたかった事だけは分かります。
■あなたを世界から永遠の闇の中に追放する
桃果は万能小学生です。「世界の乗り換え」という必殺技を使うことができ、体が業火に焼かれるという代償を払えば、この世界をこの世界ではない世界に取り換えることができます。そして、ピングフォースが起こしたテロ事件の影響を最小限にとどめるため、悪意の塊である「渡瀬眞悧」をこの世界から追放しようと、「世界の乗り換え」の呪いを使いました。