(馬場秀幸)
サーフィンのようにボードに立ち、パドルでこいで進むSUP。同校では、2年前から地域の特色を生かした海洋学習の一環として4年生以上で取り組んでいたが、今年は一つでも多く思い出をつくろうと全校児童で開催。市内のサーフショップのインストラクターの指導を受けながら、子どもたちは思い思いに一番身近な自然を楽しんだ。
市内では珍しい取り組み。小規模校に通う児童らは「SUPができるなんてラッキー」「大好きな地元の海を守っていきたい」と心躍らせた。経験者だという3年の佐々木康成さん(8)は「近くに海があって良かった。ボードに立つと海が広く見えて気持ちいい。来年学校が変わってもSUPをしたい」と注文。5年の菅谷莉愛さん(11)は「去年はボードに立てなかったが、今回はアドバイスをもらえてすぐに前を向いて立てた。うれしかったし、海がよりきれいに見えた」と笑顔が止まらなかった。