第27回参院選は、あす20日に投開票される。千葉選挙区には過去最多の16人が出馬しており、3議席を巡る激しい攻防は大詰めを迎えている。
県民の生活に直結する物価高騰対策などが争点で、17日間の選挙戦を締めくくるきょう19日、主要候補は都市部を中心に回り最後の訴えに力を込める。
 自民現職の石井氏は、党参院国対委員長としての政策実現力を強調。野田市から最後の訴えを行い千葉市の中央公園まで縦断する。
 自民現職の豊田氏は、元国交副大臣や土地・空き家対策の実績をアピール。千葉市で活動し、市長を務めた八千代市で締めくくる。
 立民現職の長浜氏は、国会・地方議員と連携し徹底した情報公開を主張。19日は京葉・東葛などで演説し、柏駅前で活動を終える。
 国民新人の小林氏は、現役世代に寄り添う政策を訴えた。最終日も玉木雄一郎代表の応援を受け、本八幡駅前で最後の訴えを行う。
 維新新人の石塚氏は、現役世代の負担軽減へ社会保険料の引き下げを掲げる。マイク納めをする松戸駅前など東葛地域を回る予定。
 共産新人の白石氏は、排外主義や差別への反対姿勢を前面に出した。
最終日は千葉市を中心に活動し、稲毛駅前でマイク納めをする。
 れいわ新人の山本氏は生活者目線を大切に、消費税の廃止を主張。最終日は県北西部中心に活動し、千葉駅前で演説を締めくくる。
 参政新人の中谷氏は、外国依存に反対し「日本人ファースト」を主張。柏駅前で神谷宗幣代表と演説し、地元の我孫子市で終える。
 このほか、諸派の6新人と無所属の2新人が立候補している。
(池田和弘、粕谷健翔、小野洋)
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