「推しの王子様」画像ギャラリーへ

【関連記事】「推しの王子様」第1話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第2話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第3話レビュー

【関連記事】「推しの王子様」第4話レビュー

比嘉愛未主演「推しの王子様」が2021年7月15日にスタートした。
主人公の日高泉美(比嘉愛未)が、五十嵐航(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるべく奮闘するロマンティック・コメディー。


本記事では、その第5話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「推しの王子様」第5話レビュー

第4話の最後に杏奈(白石聖)から告白された航(渡邊圭祐)。
誰かのことを好きになったことのない航は、戸惑いを隠せない様子だった。

こんなイケメンが誰とも恋愛をしてこなかったと?
信じがたいがそこはスルッと流そう……。

そして、航のことが気になってしかたのない泉美(比嘉愛未)。
本人は懸命にその気持ちを隠そうとしているが、目線からバレバレだ。

しかし、泉美の会社「ペガサス・インク」の社員はだれも気がついていない様子。

恋愛ゲームを作っている会社の社員がみんなで
「好きってなんだろう?」
と考えているくらいなので、社長の気持ちをわかる由もないのか……。
泉美と付き合いの長いミッチーこと、光井(ディーン・フジオカ)だけが泉美の変化に気付いていた。

第5話は全体的に切なかった。
泉美、航、ミッチーそして杏奈の四角関係が複雑に絡み合い、最終話まですすむのかと思っていたがどうやら五角関係のようだ。
なんと、泉美とミッチーの部下、アリスこと有栖川(瀬戸利樹)がミッチーに片思いをしていたのだ。
全員が幸せになって欲しいと思えるくらい“いい人”揃いなので見ていて辛い……。


後半では疑似デートを楽しんだ泉美と航だったが、泉美の失言から航を傷つけてしまう。
泉美の家を飛び出した航。
そこへ
「航…くん?」
ってタイミング良すぎますよ、杏奈ちゃん。

かなりおもしろい展開になってきたぞ!
個人的にはアリスの恋が成就しますように…と願ってやまない。
ミッチーとアリス。
想定外の二人だが、うん。
わるくない!

「推しの王子様」第5話ストーリー


航(渡邊圭祐)は、杏奈(白石聖)に誘われて食事に行く。その帰り道、杏奈は、ずっと好きだった、と自分の思いを航にぶつける。突然の告白に動揺する航。

一方、泉美(比嘉愛未)は、航に対する杏奈の思いを知り、応援すると彼女に約束したものの、航の帰りが遅いことが気になり、どこか落ち着かない。と、日付が変わったころになってようやく航が帰ってくる。だが、いつもと違った様子ですぐに自室に入ってしまう航。泉美は、そんな航の態度に違和感を抱き……。


『ペガサス・インク』では、新作乙女ゲーム『恋する森の中へ』のプロトタイプ版のチェックが行われる。その出来栄えに納得し、これでアルファ版の制作に入れると判断する光井(ディーン・フジオカ)。しかし泉美は、どこか引っかかるものがあるという。そんな中、ゲームの登場人物であるイケメン男子の「気づいたんだ……この気持ちを、『好き』って言うんだって」というセリフを見つめていた航が、ふと「『好き』って何なんでしょうね……」とつぶやく。航が、いままで人を好きになった経験がないと知って驚く有栖川(瀬戸利樹)と織野(谷恭輔)。有栖川たちは、泉美やマリ(佐野ひなこ)も巻き込んで、航に誰かを『好き』になる気持ちを教えてあげようとするが……。


(文:駒子)
 
--{「推しの王子様」作品情報}--

【作品情報】


出演:比嘉愛未/渡邊圭祐/ディーン・フジオカ/白石聖/徳永えり/瀬戸利樹/佐野ひなこ/谷恭輔/藤原大祐/船越英一郎

 脚本:阿相クミコ

音楽:瀬川英史

編成企画:狩野雄太、江花松樹

プロデュース:貸川聡子

演出:木村真人、河野 圭太、倉木 義典

制作著作:共同テレビ