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濱田岳が主演するドラマ「じゃない方の彼女」が、2021年10月11日(月)放送スタートした。

企画、原作を秋元康が手掛ける本作は、どこにでもいる普通の人生を送ってきた"じゃない方"の男性が天然魔性な女性に翻弄されていく新感覚の不倫コメディ。道ならぬ恋にハマっていく大学教授・小谷雅也を濱田岳が、図らずとも男性を虜にする魅力を持つ女子大生・野々山怜子を山下美月(乃木坂46)が演じる。

本記事では、その第4話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

「じゃない方の彼女」第4話レビュー

「じゃない方の彼女」第4話レビュー:深すぎる怜子(山下美月)沼。弱った彼女の破壊力がすさまじい!(※ストーリーネタバレあり)


怜子(山下美月)は本当はあざとくないのではないかと感じさせ、さらに衝撃のキスシーンで幕を閉じた前回。

キスのあと、「これで信じてくれました?」「運命だったらいいな」と言葉をぽつぽつと繋いでいく怜子。
動揺した雅也(濱田岳)は、すごすごと退散していった。キスまでして、恐らくは意を決して思いを伝えただろう人を置いていくなんてあんまりだ。
しかも、「逃げ切ってみせます」ときた。ここでちょっと雅也にイラっとしてしまった筆者、完全に怜子の沼にハマってしまっていることを自覚する。なんていうか、すごく応援したくなる…。

「じゃない方の彼女」第4話レビュー:深すぎる怜子(山下美月)沼。弱った彼女の破壊力がすさまじい!(※ストーリーネタバレあり)

「じゃない方の彼女」第4話レビュー:深すぎる怜子(山下美月)沼。弱った彼女の破壊力がすさまじい!(※ストーリーネタバレあり)

怜子の大学の友人・彩菜(東野絢香)は、同級生の誠(豊田裕大)と付き合っている。誠は落ち着いていていい奴そうだけど、ちょっと頼りない。完全に主導権を彩菜に握られている感じ。
そんな誠に対し、以前怜子は「分かるよ、見てれば」、と誠の性格を列挙。そして、疲れちゃうから、とあまり彩菜に合わせてばかりではよくないとねぎらいもした。

そのおかげで、誠はケーキを食べに行こうという誘いを、怜子が見ている前で断って見せた。「ごめん、ケーキ苦手なんだ」と、きっぱりと。その代わりたこ焼きを食べに行こうと盛り上がる2人は、とてもいい感じだ。
やっぱり大事な人にこそしっかりと思いを伝えなきゃね、なんてほっこりしたのも束の間、その場を後にしていく怜子のことをぼーっと見つめる誠。
もしかして、怜子のことが気になっているんだろうか。いやいや、ダメだよ…? 君の視線が、怜子から友達を奪うかもしれないんだから! なんて、怜子沼に落ちた筆者は一抹の不安を感じてしまったのだった。

そんな中、坂を転がるりんごを拾うという、トレンディドラマの王道みたいな出会い方をした怜子と、雅也の妻・麗(小西真奈美)。レジ袋が破けてしまった麗に、ためらいなくエコバッグを差し出す怜子の優しさたるや。さらに、娘の沙織(宝辺花帆美)にも積極的に話しかける。沙織も「お姉さんいい匂いがする~!」と瞬時に懐く。やっぱり怜子は、純粋に、ただただいい子なんだという思いを強くしたが…、このシーン、なにかのきっかけになりそうでちょっと怖い。

一方の雅也は、怜子にきちんと話がしたいと申し出る。
しかし、これまで頻繁に会えていたはずの怜子に、なかなか会うことが叶わない。どうやら怜子は熱を出して大学を休んでいるようだった。

先輩・片桐(山崎樹範)の後押しもあって、怜子のお見舞いに行くことを決める雅也。
余談だが、不倫ばかりしている片桐が、デートの前にはワクワクしていると知ってなんだか少しかわいく思えてしまった。ひとつひとつの思いは意外と誠実なんだな。とはいえ、不倫は不倫だけども。

怜子の家の前についた雅也は、やっとの思いでインターフォンを押す。
想像の中では、怜子に別れを切り出せていたものの、この人の現実がそんなにスマートにいくわけもなく。「お願いがあるんです」と言われ、結局また家に上がり込んでしまった。

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体調不良で弱っている怜子は、とにかくかわいい。いつもの、人を元気にしてくれる笑顔は影を潜め、でもすっぴんを恥じらう。言動のひとつひとつがかわいいし、そりゃ看病もしたくなってしまうだろう。
案の定、雅也はおかゆを作ってあげたり、熱さまシートを貼りかえようとしたり、どぎまぎしながらも献身的だ。それにしても、あんなにかわいく色っぽくおかゆを食べられる人っているんだな…。

くしくも今日は、普段雅也の希望をあまり聞いてくれない麗が、めずらしく食べたいものを聞いてくれた日。それなのに、雅也は帰りが遅くなると麗に連絡をする。片桐にアリバイ工作まで依頼して。

さらに、怜子からダメ押しの「まだいてくれますか?」爆弾が投下。横になりながら目を潤ませ(これは筆者の錯覚かもしれない)、こんなこと言われたら誰だって帰りたくなくなる。

しかし、沙織が1度怜子の匂いを印象に残してしまっているのが気がかりだ。怜子の部屋から帰宅したら、もしかしたら沙織に同じ匂いがする、なんてバレてしまうかも。
そんな未来はきてほしくないが…どうなる!? 雅也!!

「じゃない方の彼女」第4話ストーリー



怜子(山下美月)から突然キスをされた雅也(濱田岳)。自分の気持ちを正直に伝える怜子に対し、雅也は焦ってその場から逃げ出してしまう。その後、ちゃんと話をしようと大学で怜子を探すも中々再会できず…。一方の怜子は雅也の妻・麗(小西真奈美)と娘の沙織に偶然出会っていた…。怜子と話すタイミングが掴めず悶々とする雅也。大学で怜子が風邪を引いたという噂を聞き、雅也は驚きの行動にでて…⁉

(文:あまのさき)

「じゃない方の彼女」作品情報


イントロダクション

特別目立つことのない人生を送ってきた、いわゆる「じゃない方」男性の大学准教授の小谷雅也(濱田岳)。美人妻と子供に囲まれた何不自由ない日々を過ごすが…ある日を境に雅也が務める大学に通う女性・野々山怜子との偶然の出会いが連続し、互いに気になる存在に。「偶然が3回、続くと、奇跡が起きるらしいですよ。」そう言い距離を縮めてくる怜子に雅也は距離を置こうとするが、天然魔性な怜子の言動につい心惹かれてしまい、道ならぬ恋の沼にどんどん落ちていく…。

番組概要

放送日時
10月11日(月)スタート 毎週月曜よる11:06~放送

放送局
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送

出演
濱田岳/山下美月(乃木坂46)/山崎樹範/東野絢香/豊田裕大/宝辺花帆美/YOU/小西真奈美

企画・原作
秋元康

監督
三木康一郎 根本和政 岸川正史

脚本
服部隆 モラル 青塚美穂

音楽
小山絵里奈

主題歌(OPテーマ)
Thinking Dogs「エキストラ」(Sony Music Labels Inc.)

チーフプロデューサー
阿部真士

プロデューサー
中川順平 木下真梨子 森田昇 清家優輝(ファイン)  岸川正史(ファイン)

制作
テレビ東京 ファインエンターテイメント

製作・著作
「じゃない方の彼女」製作委員会