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Text by CINRA編集部



あがた森魚のフリーコンサート『ラストタルホピクニック』が6月16日14:30から王子・飛鳥山公園野外ステージ「飛鳥舞台」で開催される(雨天中止)。



同コンサートは、デビュー52周年を迎える歌手、俳優のあがた森魚が2020年6月に始めた『タルホピクニック』の4周年イベント。

『タルホピクニック』は好きな楽器を持ち寄り、飛鳥山公園周辺を練り歩くイベントで、ライブ前の13:30から開催される。集合場所は飛鳥山公園「アスカルゴ」。



【あがた森魚のコメント】
2020年コロナ禍が始まった年の6月、コンサート等も中止が相次ぎ三密厳禁のご時世下、演奏はおろか外出もままならぬ日々。
京浜東北線王子駅のホームからは飛鳥山公園の沿道に沿ってきれいに紫陽花が咲いていました。
ふと思い立ったのはライヴでも、友達に会いに行くでも、ギターを弾くでもなく、しかしいつかコロナ禍終息の暁には、いつでもライヴに馳せ参じれるようにフットワークをつけておこうと、6月26日「ギターを背負って歩く練習」というデモンストレーションを始めました。
何か感じるものがある有志は、夕刻5時にJR王子駅中央改札口に馳せ参じよ、とメッセージ。

有志2人が参加。
ギター弾かない、歌わない、誰かに聴かせない、ただひたすらギターを背負って歩く練習という命題でした。
もし通りすがりの誰かに問われたら「これは音楽をやりに行くのではない。
いつか歌う時が来たらギターを背負って出かけるための歩く練習をしているのだ。」
と答えた。

そうして毎月の最終日曜日に少しずつ友達に声をかけながら公園を練り歩くことになり、自然発生的に歌や演奏も始まり、半年後の12月26日には生きていれば120歳になる稲垣足穂をお祝いする目的で「タルホピクニック」というイベントを行い、多くの賛同者を得ました。
その2020年6月から5年目の紫陽花月を迎える今年でこの「タルホピクニック」を一区切りにしてはどうかという意見も出ました。


2020年2月からのコロナ禍にあっては、全人類が被害を被り僕らのように音楽を営むものも音楽活動が自由にできませんでした。
それから丸4年の月日を経て、コロナ禍をひとまず脱却した今、音楽によってもたらされる1960年代後半ディランからジミ・ヘンドリックス等によってもたらされた「ウッドストックネイション」の今日的意味をあらたに問い直したい気持ちに駆られました。時代はいつも混沌とし、変わり続け、それでも我々は音楽によって時代が変わっていくという妄想と幻想を捨てきれません。
この4年間続いた「タルホピクニック」をただ単にコロナ禍に生じたいちセレモニーとして終焉させるのではなく、もし「ロック」という概念が未来憧憬の、いかに子どもじみたお題目であったとしても「LOVE & PEACE」という妄想と希求を携えるのであれば、この6月をひとつの「ラスト・タルホピクニック」として今後のあらたな展望を模索したいと思う次第です。

6月16日には丸4年、毎月、行ってきたタルホピクニツクをひとつの区切りとして6月16日を未来への展望とするひと区切りとしたい。
それゆえのラスト・タルホピクニツク。

タルホピクニツクに集う、集わないはさておき、音楽をやることで、我らの分かち合いを未来的展望へのセレモニーを爆発させる一日にできたらと思う。
この最後の日に、一人でも多くの人にご参集願えたらと思う。



あがた森魚のフリーコンサート『ラストタルホピクニック』が飛鳥山公園で開催