2021年12月20日にフルモデルチェンジを受けたダイハツ・ハイゼット(カーゴ、アトレー)、マイナーチェンジを受けたダイハツ・ハイゼットトラック。
新型ハイゼットカーゴ(デラックス)の走りカーゴとアトレーは、じつに17年ぶりの全面改良で、トラックはプラットフォームこそ先代からの流用ではあるものの、今回の目玉である新開発CVTが搭載されています。
カーゴとアトレーは、軽商用モデル初となる新世代アーキテクチャの「DNGA」化により全方位での進化が期待されます。
ハイゼットカーゴの走行シーンさらに、ハイゼットトラックも含めて全シリーズに新開発のFR向けCVTが搭載されています。いまや軽バンや軽トラックでも2ペダルのニーズが高く、燃費やスムーズな走りを享受できるCVTの採用は、トピックスといえます。
新型アトレー(RS)のインパネ上り坂などでの発進や水田のあぜ道などで気になるトラクション性能にも配慮されていて、変速比幅の拡大によりLOWギヤ化されたことで、力強い発進が可能になっています。
CVTの懸念材料である耐久性に関しても十分なテストを重ねたことで、開発陣は自信を持っているようです。
床下に直列3気筒エンジンを積む今回の試乗は、街中中心でしたが、CVTのデメリットはほとんど感じさせませんでした。アクセル操作に対して、音が先に高まり、加速感が後からついてくるようなフィーリングはあるものの、元々、シート座面下にエンジンをレイアウトするため、CVT由来の音に関してはあまり気になりません。エンジン音にかき消されるからです。