
マツダ「アクセラ」がマイナーチェンジを遂げました。
今回の変更点は、内外装、1.5リッタークリーンディーゼルの新設定、人馬一体感を強める『G-Vectoring Control』の初採用、カメラを使った歩行者を認識するプリクラッシュブレーキなど、その内容はビッグマイナーチェンジといえるものです。
そうした進化のひとつに、ディーゼルエンジンの官能性アップも挙げられます。具体的にはノック音を抑え、ディーゼルでありながら心地良いサウンドを目指したといいます。
マツダでは、ピストンピンにダンパーを組み込むことで周波数帯3.6kHzのノック音を抑制する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」を展開済みですが、さらにアクセラのマイナーチェンジに合わせて「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」という技術を投入しています。
これは、燃料噴射タイミングを0.1ミリ秒単位で微妙に変えることで、周波数帯1.3kHz、1.7kHz、2.5kHzあたりのノック音を低減させるというテクノロジー。
加えて、DE精密過給制御を搭載することで、エンジンのトルク応答性を改善。ドライバビリティに優れたクリーンディーゼルとしているといいます。
こうした洗練は、1.5リッター、2.2リッターいずれのディーゼルエンジンにも採用。あえて排気量による差別化をせず、クリーンディーゼルの官能性を味わえる設定としているのもディーゼル派には嬉しい進化といえそうです。