望遠鏡と虫眼鏡 平成アニメの30年 第8回 『涼宮ハルヒの憂鬱』- 平成18年に刻まれた「現代」のメルクマール

望遠鏡と虫眼鏡 平成アニメの30年 第8回 『涼宮ハルヒの憂鬱』- 平成18年に刻まれた「現代」のメルクマール
○■いつからが“アニメの現代”か

押井守監督は『うる星やつら』のことを「欲望開放空間」と呼んでいたという。この「欲望解放空間」は登場人物を通じて、視聴者が欲望を解放できるという意味であり、アニメというのは多かれ少なかれそういう側面を備えている。そして『涼宮ハルヒの憂鬱』もまた「欲望開放空間」を担うアニメの系譜に正しくのった作品だった。

この「欲望解放区間」とは大塚英志が、少女漫画の学校をなぞらえた“無縁の場”(この言葉そのものは歴史学者・網野善彦が「縁切り寺」などの「その中にいる限り権力などから自由でいられる場所」を指して使った言葉に由来する)にも通じる場所であり、『涼宮ハルヒの憂鬱』は単にそれを描くのではなく、それ自体を主題にした作品でもあり、そこが作品の魅力だった。

だが、今回の本題は、そういう作品の内実とは少し違うところにある。

大学などで「アニメの歴史」に意識的になってもらおうと思い、「いつからが“アニメの現代”か」という話題を取り上げることがある。ここで象徴的な意味で挙げることになるのが『涼宮ハルヒの憂鬱』だ。ここでいう『涼宮ハルヒの憂鬱』とは、2006年に放送された最初のシリーズを指している。

現代のアニメの特徴――内容というよりその外形――を思いつくままに書き記してみよう。

(1)深夜アニメが多い
(2)1クール作品が基本
(3)アニメの原作は、漫画に限らず、美少女ゲーム、ライトノベルなども対象となる

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