吉川明日論の半導体放談 第67回 DDR5の報道で思い出したIntelのRDRAM普及戦略の失敗

吉川明日論の半導体放談 第67回 DDR5の報道で思い出したIntelのRDRAM普及戦略の失敗
○ISSCC 2019でSKハイニックスがDDR5スペックを発表

半導体のオリンピックとも言われる国際会議「ISSCC 2019」にてSKハイニックスが早々とDDR5チップのスペックを発表したというニュースを海外の報道で知った。

JEDEC(半導体技術協会)はこのハイニックスのISSCCでの発表の少し前にDDR5のスタンダード・スペックについて発表したらしいので、いよいよDDR5が製品化され徐々に普及段階に近づいたということだろう。

私はAMDでの勤務中には主にCPUのビジネスに関わってきたのでメモリについては門外漢であるが、スペックにうたわれている内容を見ると、相変わらず高速の転送を可能とする広帯域・ローパワー・大容量・その他補完フィーチャーというDRAMチップ開発の進化が継続されていることくらいは理解できる。いくら門外漢だとは言っても、DRAMインタフェースとなるとCPUとも密接に関係する話で、AMDがIntelとの技術競争を繰り広げる過程でDRAMインタフェースが大きな問題となった事件があったことを思い出す。特にDRAMとCPUは重要な補完の関係にあるので、そのインタフェースの開発・標準化はビジネスの主導権がかかった多分に政治的動きがつきものである。そこで思い出したのがIntelが執拗にプロモートしたRDRAMの件である。
○RDRAMをPC標準にしようと強引に動いたIntel

RDRAMを開発したRAMBUS社はシリコンバレーに1990年の創業とあるから、かなり老舗の半導体技術開発会社である。とはいっても半導体チップの設計は行わず、高速メモリー・インタフェースを開発し、他社にライセンスすることでビジネスをするというIP専門の技術集団と言えよう。...続きを読む

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