吉川明日論の半導体放談 第74回 ゲーム機とCPU(3) - セガのサターンとドリキャス

吉川明日論の半導体放談 第74回 ゲーム機とCPU(3) - セガのサターンとドリキャス
前回は任天堂のゲーム機について書いたが、今回はセガである。

セガのハードウェアを語る前に、ちょっとした年表を紹介させていただく。各メーカーのマシンを年代順にプロットし、その同時代にパソコンの世界ではどのようなCPUが使われていたかを重ねてみた。これを見るとその当時どのマシンが競合関係にあったかが一目でわかる。ゲームコンソールの前半戦は王者任天堂にセガが仕掛けるという構図で、後半戦はソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)とマイクロソフト(MS)の熾烈な競争となっている。その間、パソコンの世界ではIntel対AMDの競争が相変わらず継続されていた。各時代のマシンのCPU(GPUももちろん大きな半導体構成要素ではあるがここではCPUを中心に取り上げる)を調べていくうちによくわかったのは、CPU供給者としてはゲーム機市場は割の合わないビジネスであるのに、ほとんどの場合ゲーム機のCPU技術はパソコンのそれの先を行っていたという事実である。

これはCPUのみならず、GPUを含めた他の半導体要素についても言える。要するに日本のゲームマシンは常に「最先端半導体てんこ盛り」の贅沢マシンであったということである。これはハードウェア信仰に終始した日本の電子機器事情を如実に物語っているのではないかと思う。他国でこのようなビジネスが展開された例はなく、ゲーム機の20年史は日本の電子産業の浮沈の20年史と符合するように見えるのは私だけではないと思う。

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